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弥生賞 フサイチアソート無敗で皐月賞へ

 今週の中山メーンは皐月賞TR「第45回弥生賞」(JpnII 芝2000m 9日)。皐月賞と同じ舞台設定で、過去にはディープインパクトやアグネスタキオンらがここを勝って本番も制している。今年の主役は重賞勝ちを含め、2戦2勝と底を見せていないフサイチアソート。昨秋の東スポ杯2歳S後はここに照準を合わせており、仕上がりも万全だ。
 関東の最終兵器フサイチアソートが来たる本番へ向け、クラシックの登竜門・弥生賞から始動する。
 キャリアわずか1戦の身で臨んだ前走・東スポ杯2歳Sは、余力たっぷりに鋭く伸びて快勝。新馬戦同様、馬群を割って抜け出す勝負根性を披露した。上がり3F34秒2はもちろんメンバー最速。下した相手にはのちに朝日杯FSを制し、2007年最優秀2歳牡馬に輝いたゴスホークケン(4着)もおり、非常に中身の濃い内容だったといえる。

 レース後はいったん調整放牧に出され、1月下旬に帰厩した。
 「いいリフレッシュになったと思う。本当なら目の前にぶら下がっていた朝日杯に出したかったけど、千六→千八と使って連勝しているのに、また千六の忙しい競馬をさせたくなかった。枠順に左右されたり、厳しいレースでもあるしね」
 岩戸師は先を見据えてジッと我慢。「その後も京成杯は寒い時季のレースだし、共同通信杯は東スポ杯と同じコース、距離だから、ここまで待つことにした」と用意周到にプランが練られてきた。
 この英断が功を奏したのか、帰厩後の調整はいたって順調だ。1月31日から時計を出し始め、今月2日までに計9本もの追い切りを消化している。1週前の27日にはニューポリトラックで5F64秒1→50秒5→37秒1→11秒7(強め)と、この時期の3歳馬としては破格の時計をマーク。シャープな動きで、万全の仕上がりをアピールした。
 「放牧先でも乗り込んできたからね。27日にビッシリ追ったから、本番の週は軽く流す程度でいいと思う」と師は納得の表情を見せていた。
 開業以来、初めて愛馬をクラシック路線へ送り出すトレーナー。「相手は強くなるけど、順調にきているし、いい競馬をしたい」
 自然体で挑む姿勢がまた不気味だ。

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