先週浦和競馬場でおこなわれた「第21回さきたま杯(JpnII)」。本命に推したアメリカ出身でがっちりした体型がダンテ・カーヴァーのようなモーニンは、スタートで躓き中段からの競馬。道中は行きっぷり良く、向正面から少しずつ前との差を詰めにかかる。3コーナーあたりから本格的に先頭を追い始め、直線入り口では4番手まで上がる。直線ではしっかりと脚を伸ばしたが、3コーナーからマクったホワイトフーガを捉えきれず2着。敗れはしましたが、久々に中段からの競馬で連対と、ようやく良い時の姿に戻ってきました。次走、完全復活の勝利があってもおかしくありません。
さて、先日おこなわれた第84回日本ダービーは、レイデオロの勝利、藤沢和雄調教師の初の牡馬クラシック制覇で幕を閉じ、今週はいよいよ南関東3歳馬の頂点を決める「第63回東京ダービー(SI)」が大井競馬場でおこなわれます。今年は2強の争いと言われていますが、東京プリンセス賞(SI)を勝ったアンジュジョリーや、東京ダービートライアルを制し4連勝で挑むポッドルイージなど、別路線組からも強力なメンバーが参戦。大井の夜空に激しい火花を散らします!
東京ダービーを制するのはこの馬!抜群の演技力で安定感のある香川照之のように、抜群の安定感を誇るヒガシウィルウィンです。前走の羽田盃は、勝ち馬キャプテンキングと1/2馬身差の2着。スタートからやや出していったことで1コーナーあたりまで力んで走っており、その分直線での伸びに影響したと見ます。着差が着差なだけに少しのロスでも大きく結果は変わってしまいます。それだけ両馬の力が拮抗しているということです。また、今回羽田盃より200m距離が伸びますが、キャプテンキングにとっては決してプラスにならないと見ています。根拠は前々走のヒヤシンスS。直線での手応え、脚は突き抜けるかと思わせるものでしたが、残り150mあたりで脚が鈍り、一旦抜いた馬にも抜き返されての5着。3,4コーナー中間から大外を回してきた影響もあったかと思いますが、それにしても急に脚が鈍っており、2000mが良いとはいえないと判断しました。よって、総合的に判断し、今回は◎ヒガシウィルウィン、○キャプテンキングと結論付けました。
一発ならミサイルマン。今年に入ってから中々調子が上がってこず、昨年のNARグランプリ2歳最優秀牡馬の実力を発揮できていませんが、今回の追い切りを見ると、前回よりもストライドが伸び、躍動感のある走りが戻ってきています。ここに来てようやく復調を感じさせる動きになっており、まだ完全復活とはいきませんが、ポテンシャルの高さで上位に食い込んでくる可能性は十分です。
以下、キャンドルグラス、ブラウンレガートまで。
◎(13)ヒガシウィルウィン
○(11)キャプテンキング
▲(14)ミサイルマン
△(10)キャンドルグラス
△(6)ブラウンレガート
買い目
【馬単】4点
(13)→(10)(11)(14)
(11)→(13)
【3連複2頭軸流し】3点
(11)(13)−(6)(10)(14)
【3連単フォーメーション】12点
(13)→(11)(14)→(6)(10)(11)(14)
(11)(14)→(13)→(6)(10)(11)(14)
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。学生時代大井競馬場で開催された大学対抗予想大会の優勝メンバーの一員。大学卒業後北海道へ渡る。浦河にある生産牧場を経て、在京スポーツ紙に入社。牧童経験を活かし、数々の万馬券を的中する。中にはパドックで推奨した4頭で決まり、3連単100万越えあり。