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大阪府ゆるキャラ絞り込みの波紋

 大阪府が、乱立する“公認ゆるキャラ”をリストラ。統一キャラクターの選定に乗り出すことになった。狙うのはその経済効果で、松井一郎府知事は「ふなっしーはなんぼ稼いでいるのか」と、他府県のスターが気になる様子だ。

 現在、大阪府には、『タッピー』(税制課)、『すこやん』(子育て支援課)など、公認のものだけでも45体の『ゆるキャラ』が存在する。この中からどれかを統一キャラクターに選ぼうというもので、関係者は「総選挙をやって話題作りというのも楽しいですね」と意欲的なのだ。

 しかし、府民の反応はいまひとつ。
 「そもそも大阪の場合、数の割にはいずれも知名度が低い。松井知事から暫定一位の指名を受けた『モッピー』にしても知らない人の方が多いくらいなんです」(地元記者)

 そんな状態の中から選ばれたキャラクターが、果たして『せんとくん』や『くまモン』に対抗できるのか?
 「府としても、本当は一般公募で新しいキャラクターを募集してスター誕生をやりたい。しかし、今それをやると“経費の無駄遣い”とやられるから、使い回しは、苦肉の策なんです」(関係者)

 しかし、ある組合関係者からはこんな声も。
 「どうせやるなら新キャラ。例えば、大阪都構想にはキャラクターがまだない。そこを狙って、橋下徹市長で『トオルちゃん』とか松井知事で『イチローくん』を作って、PRに一役買わせればおもしろいんじゃないですか。もちろん費用は『大阪維新の会』持ちで」

 夏頃までには統一キャラ選定に向けて、何らかの方向性が示されることになりそうだ。ただし、『トオルちゃん』がイメージアップにつながるかどうかは疑問だが…。

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