CMに起用されることが決まったタレントが、これまでどういうブログを書いてきたのかをチェック、同時に「炎上度」はどの程度の確率かを予測する会社が登場した。
「炎上」とは、ブログに書かれてある記述に対し異を唱える外部からのクレームが急増し、最終的には書いた側がブログを閉鎖してしまう事態になることである。
たとえば、過去にこういう例があった。
ともさかりえの場合、彼女は共演中の瑛太をべたボメした。すると「気持ち悪い」、「やりすぎ」と瑛太ファンからの抗議メールが殺到し炎上してしまった。ラサール石井は、元首相を「馬鹿」と書いたためサイトが燃え上がった。北乃きいは路上キスを雑誌に掲載され釈明したが、すぐに削除したため炎上した。
こうした炎上予測を9月から始めるのは、某ネットトラブル対策の会社である。
購入相手はこれからタレントを起用する企業や広告代理店で、料金は1件20万円。
対策会社は、CM放送開始に合わせ24時間体制で、そのタレントのネット上の評判を監視し、炎上にならないよう警告もするという。
そこで、こんな声が聞こえてきた。
「ブログなどを調査する会社が有名になり幅をきかせてくるのはよくない。それが心理的圧迫要因となり、タレントの方はブログを書かなくなる。これではファンが怒り、ちょっとしたトラブルに発展する恐れもあります」(スポーツ紙文化部記者)
こうした傾向はタレント側にとってはハタ迷惑、決していい兆候とはいえないだろう。この珍ビジネスに、どこまでクライアントがつくだろうか。