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日本列島警戒 大地震を引き起こす2月20日スーパームーン②

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提供:週刊実話

リュウグウノツカイも出現

 南海トラフの最も西端に位置するのが日向灘。日向灘は過去にも大地震が繰り返し発生している。心配なのは、昨年12月に日向灘でM4級の地震が頻発していること。日向灘で地震が起きると、南海トラフ巨大地震を誘発するという説があるからだ。

 「1707年に死者2万人を出したとされる宝永地震は、日向灘地震が引き金となって起こったと言われています。さらに危惧されるのは、南海トラフ地震の震源域で、海のプレートが陸のプレートの下に潜り込む境界で起きるひずみが発生していることです。ひずみは海のプレートが潜り込む際に引きずられた陸のプレートに蓄積し、それが限界に達して元に戻ろうとする時に地震が発生する。地震学者が口々に危ないというのもよく分かりますね」(前出・サイエンスライター)

 もう一つ、気になる現象がある。今年1月だけで、地震の前兆現象といわれる深海魚『リュウグウノツカイ』が十数匹も富山湾を始め全国各地で揚がっていることだ。

 リュウグウノツカイは銀色の体と赤いひれが特徴で、水深200〜1000メートルの深海に棲む。リュウグウノツカイが大地震の前後に現れるという説に科学的な裏付けは全くないが、可能性を100%否定することもできない。

 ちなみに、1995年1月13日には、三重県度会郡南島町の大敷網で捕獲され、4日後の1月17日に阪神淡路大震災が発生した。’05年5月19日には鹿児島県・大浜漁港でリュウグウノツカイが漂着し、12日後の5月31日に沖合の大隅半島東方沖で、M5.8の地震が起きた。東日本大震災の前には、日本の沿岸に1年間で十数匹が打ち上げられたと報告されている。
「地震発生前に海底で起きるわずかな地殻変動によって海流が変化し、海面近くまで浮上してくるのかもしれない」(漁業関係者)

 熊本で大きな揺れがあった1月26日、実は岩手県沖でM5.7、震度4の地震があり、海外に目を向けると、インドネシア西部でM5.8の地震が発生している。
「満月や新月の頃に、月と地球と太陽が直線的に並ぶために、引力が最大になって大潮になります。その引力が地殻を引っ張り、地震の引き金になるのです。スーパームーンに加え、皆既月食から5日目に当たる1月26日に大きな地震が発生したのも、偶然ではありません。昨年、大阪府北部地震が起きたのは、6月14日のスーパームーン新月から4日目でした。スーパームーンの場合、通常の満月・新月よりも長い1週間くらい、地震に注意した方がよさそうです」(前出・サイエンスライター)

 注意すべきは地殻の異常ばかりではないというのである。ちなみに、次のスーパームーンは2月20日。それから1週間、2月末までが危ない時期なのだ。
(明日に続く)

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