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キャバクラ小説家yanagiが語るネオン街ライフ 〜キャバクラ今昔物語・その15〜キャバクラは誰と行きますか?

 暑い日が続きますね。もっとも、キャバクラのホール内にいると、女の子たちはいつも薄手のドレスを着てショールを羽織っているので、あまり季節感を感じませんが(笑)。

 みなさんは、キャバクラにはひとりで行きますか? それとも、気の合った友人や職場の同僚・上司などと複数人で行きますか? 両方のパターンがある人の場合、どちらの割合が多いですか?

 私の場合、最初は友人に連れられて行ったので複数人でしたが、3回目からもうひとりでキャバクラのボックスシートに座っていました。「お前、早いよ」って友人には言われましたね。自分としては「早いのかな…?」という感じでしたが。

 キャバクラデビューから数年間は、単独と複数人がほぼ半々だった気がします。当時の職場の人々にキャバクラ好きな人が多かったせいもあるでしょう。景気も今より良かったので、飲み会の二次会や三次会の後に男だけで…というパターンも多かったと思います。

 そんな私も、転職や引っ越しが絡んだせいもあって、いつしかひとりでキャバクラに行くようになっていました。ひとりのほうがいつでも好きな店に行けるし、好きなだけ延長もできるし、何より指名の子だけと喋っていられるので、メリットが多いと思っていました。

 しかしながら、複数人でキャバクラに行くことにもメリットはあるんですよね。まずセット料金を割引してもらえる店が多い。週末や遅い時間でなければ、平均して1000円は安くなります。交渉次第でさらに下がることも。回数を重ねると馬鹿に出来ない金額です。
 狙っている女の子がいない時だったり、新規店を開拓したりする場合は、複数人で行った方が多くの女の子が席にやってくることになるので、トータルで見たらメリットがある気がします。仮に最初のセットで好みの子が自分の隣につかなかったとしても、同行者と趣味が被らなければその子に場内指名を入れる…なんてことも可能ですし。

 そう考えると、どうしても落としたい子がいないのであれば、必ずしもひとりでキャバクラに行くことはないのかな…と思う次第なのです。

執筆者 yanagi
1978年生まれ 作家、フリーライター、心理カウンセラー、サプリメントアドバイザー。メールカウンセリングサイト「ysカウンセリングルーム」、ライタースタジオ「スタジオY」主催。また、木悠利名義でも執筆活動中。元バーテンダーでもあり、キャバクラ・スナック等のネオン街の裏事情にも明るい。現在、電子書籍サイト「ヨミーバ」にて、yanagi名義で「ネオン街三部作」等、キャバクラを舞台にした小説を多数発表している。■ヨミーバhttp://www.yomiba.com/■ブログ「ysカウンセリングルームの小部屋」 http://ameblo.jp/yscounselingroom/■サイト「ysカウンセリングルーム」http://www.yscroom.com/

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