☆東京11R「エプソムカップ」(芝1800メートル)
◎18ルージュバック
○13マイネルミラノ
▲16フルーキー
△5ヒストリカル、17ダービーフィズ
牝馬限定のマーメイドS(阪神・芝2000メートル)には目もくれず、敢然とエプソムカップに出走するルージュバック。勝算があればこその選択だ。オークス2着を持ち出すまでもなく、実力はGI級。マーメイドSなら推定、57キロのハンデを背負わされただろう。男馬相手とはいえ、別定54キロで闘えるアドバンテージは大きい。「GIを取れる器」と、事あるごとに語っている戸崎騎手が、誰よりもこの馬のことを良く知っている。前走のヴィクトリアマイルでデビュー以来、初めてルメール騎手に乗り替わったが、結果は5着(0秒6差)。敗因は距離適性の差。決して悲観することはない。戸崎騎手に手が戻り、1800メートルも<2100>と、一転して最適の条件が整った。はっきり言って、GIIIメンバーなら負けられない。
☆東京10R「多摩川S」(芝1600メートル)
◎8ヤングマンパワー
○10アンタラジー
▲1ベルキャニオン
△9アイライン、11アンジェリック
ハンデは実力のバロメーター。馬券検討の上で最もわかりやすい材料の一つ。ヤングマンパワーの58キロは、ハンデキャッパーが太鼓判を押した証し。重賞(アーリントンカップ)勝ちの実績は伊達じゃない。降級すれば役者は一枚も二枚も上。目下、オープン特別を連続2着中と完全復調。心身とも充実一途だ。人気でも素直にこの馬から入るのが賢明だろう。
☆東京12Rサ3歳上500万下・ダ1600メートル
◎7ラインフェルス
○12キータイプ
▲4イダクァイマ
△5ヨクエロマンボ、8ベルウッドケルン
東京1600メートルで全2勝を挙げている巧者の、ラインフェルスをイチ押し。現級を快勝しているのも強調材料。前走は12着と惨敗を喫しているが、敗因は明らか。休み明け、昇級とマイナス要素が重なったため。度外視して大丈夫。典型的な叩き良化タイプで、使われた上積みは大きい。降級してチャンスは大きく広がった。
☆阪神11R「マーメイドS」(芝2000メートル)
◎13シュンドルボン
○5ハピネスダンサー
▲1ココロノアイ
△2ナムラアン、9メイショウマンボ
ここもハンデキャッパーが認めた実力馬、シュンドルボンに期待する。前走のヴィクトリアマイルは9着に敗退しているが、敗因は距離適性の差が大きかった。悲観することはない。着差も2着から0秒8だから、巻き返しは十分可能だろう。距離、対戦相手など条件は大きく好転した。乗り替わりも田辺騎手(2勝、2着3回)なら全く心配無用。最後の直線で差し脚を炸裂させた、2走前の中山牝馬Sの再現が期待できる。
※出走表などのデータは、必ず公式発表のものと照合し確認して下さい。