最終追いは11日の船橋で行われ、半マイル49秒0の好時計。終いビッシリ追われ、同レースに出走のホットロッドを3馬身突き放した。「抜け出すとソラを使うけど、反応は以前に比べるとだいぶいい。だんだん競馬を覚えて走る気が出てきたし、体もしっかりしてきた」と自らまたがった松代眞調教師は納得の表情で感触を伝えた。
これまではデビュー前がソエ、デビュー後は球節炎。そして、京浜盃は直前に熱発→回避と体質の弱さばかりが目立っていた。それでいて4戦3勝、3着1回の戦績を残してきた素質馬が、パワーアップしたとなれば怖いものは何もない。
「勝って(東京)ダービーへ」を合言葉に、遅れてきた大物がクラシック戦線へ名乗りを上げる。
<前日発売>
15日(水)に行われる「第12回クラウンC(SIII)」を14日(火)に前日発売する。