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韓国 文政権転覆3秒前 疑惑だらけタマネギ男、反米の最側近(2)

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提供:週刊実話

 もう1本のクンに飛び火

 さらに、自他共に認めるスーパーエリートの存在自体を脅かす“年齢詐称”疑惑まで浮上している。

 これまで曺氏は、1965年4月生まれで、韓国一の名門・ソウル大学法学部に1982年に入学したと報じられてきた。当時16歳11カ月で、「史上最年少での入学」という経歴が、曺氏に箔を付けてきたのだ。

 ところが、元野党議員の弁護士が、YouTube上で『曺国の出生の秘密を明かす』と題する動画を公開。「これまで16歳でソウル大学法学部に入ったとされていたが、とんでもない。彼は1963年生まれだ」と、主張しているのである。
「この元野党議員は、証拠として曺氏の軍隊所属時代の名簿を示しています。そこには、若き日の曺氏の顔写真や名前と共に、誕生日は〈1963年4月6日〉とハッキリ記されている。これが事実であれば、大学入学時点で18歳だから、他の学生と同じ“単なる現役合格者”となります」(同)

 別の韓国人記者は、もっと致命的なのが「息子の不正入試疑惑」だという。
「娘の不正入学に関しては、曺氏の妻が主導した疑いがあるとして在宅起訴されていますが、息子に関しては曺氏自身の関与が取り沙汰されているのです」

 曺氏の息子が大学受験の際に提出した「インターン活動証明書」は、ソウル大法学部の公益法人である『人権法センター』が発行したものだったが、これが虚偽発行された疑いがあるというのだ。
「つまり、曺氏が勝手に発行したのではないかとの疑惑に発展しているのです。この一件が立証されれば、曺氏自身が私文書を偽造したことになり、逮捕も可能になる。ところが、曺氏の息子が合格した延世大学政治外交学部の入学時の書類を、検察が押収しようとした際、彼のものだけ紛失しているという奇妙な事態が発覚。この“証拠隠滅”に関わっているのではないかとして、ある人物の名前が浮上しています」(同)

 曺氏の疑惑のキーマンとして名前が取り沙汰されているのが、文大統領の“もう1本のクン”とされる文正仁大統領統一外交安保担当特別補佐官だ。
「文大統領にとって、曺氏と文補佐官は『飛車角』というべき存在ですが、文補佐官の前職は延世大学の政治外交学部教授です。2016年に定年退職していますが、いまだに同大で絶大な影響力を持っている。今までは1本のクンに集中していた批判が、もう1本のクンにも飛び火しそうな展開になっています」(前出・韓国ウオッチャー)

 文補佐官は、米外交誌に次のような一文を寄稿して物議をかもした人物だ。
〈(米朝)平和協定が結ばれた後には、朝鮮半島で在韓米軍駐留を正当化するのは困難だ〉

 ロシア・メディアでも同様の主張を展開した筋金入りの反米・親北主義者だ。
「今年8月9日に韓国の駐米大使が新任されましたが、当初、文大統領はこの職に、文補佐官を起用しようと画策していたのです。ところが、ホワイトハウスが『文補佐官では、韓国大使館が北朝鮮大使館になってしまう』と猛反発して断念させた経緯があります」(国際ジャーナリスト)

 ここまでくれば、日本と同様にアメリカというクンも切ればよさそうなものだが、国内が混乱している現状では韓国の中間層のさらなる怒りを買い、来年の総選挙での敗北は必至となる。
「まだ“断米”には踏み切れないと判断した文大統領は、李洛淵首相が出席することになっていた国連総会に、急きょ自らが出向き、トランプ大統領のご機嫌伺いをしました」(同)

 この動きの背景には、「北朝鮮の非核化を巡る米朝実務者協議が迫っている」という韓国情報機関からの報告があったとされる。
「間近に迫った米朝協議に何らかの力添えができれば、文補佐官の発言や日本とのGSOMIA破棄などで信頼を失いつつある米韓の関係性も、一時的に修復できるという思惑があるはずです」(同)

 こうした文大統領の「どっちつかずの態度」や、曺氏らの疑惑に爆発寸前の人たちが韓国国内にいる。就職難に苦しみ、セーフティーネットも用意されていない若い貧困層や学生たちだ。
「韓国では、90年代に30代で、80年代の民主化闘争に関わった60年代生まれの人々のことを“386世代”と呼んで尊敬していました。その彼らが、現在は50代となって“586世代”と呼ばれているんですが、若い人たちからは『特権に胡坐をかく支配層』として敵対視されています。その筆頭が曺国氏なのです」(元ソウル特派員)

 かつてデモによって軍事独裁体制を倒し、民主化を実現した曺氏を筆頭とする“586世代”が、今度は学生デモの標的にされているというのだ。
「若者たちは、彼らを『銀のスプーン』と呼び、自分たちは『土のスプーン』と自虐しています。仮に検察が曺氏逮捕に動き、これを文大統領が指揮権発動で阻止するようなことが起きれば、『土のスプーン』は一斉蜂起するでしょう」(同)

 内憂外患、自業自得。

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