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連載「こちら米国自治領北マリアナ諸島ロタ島テテトビーチ前派出所」(3)

 平均気温28度。日本との時差たった1時間のロタ島は緑豊かな南国の島。今回は楽園ムード満点のこの島から、現地の女のコ事情をお伝えしよう。いざガールハントの旅に出発!

 空港でカワイイ女のコを見つけた。ローズ・メンディオラちゃん(14)は、夏休み中を利用して空港の売店で働く祖母を手伝いにきている。「親にまだ彼氏をつくるなと言われているの」と口を尖らす姿が愛くるしい。
 「日本のマンガ大好き。『ナルト』とか! 高校を卒業したら日本に行ってみるつもりなの」と日本への憧れも強い。将来が楽しみな美少女だ。
 ローズちゃんは若いというにはちょっと若すぎたか。しかし、その後、歩けど歩けど不思議と若い女性の姿が見つからない。
 テテトビーチ前に戻ってくると島民の一人が教えてくれた。「島には仕事はわずかしかないから、みな高校を卒業したら米国本土やハワイ、近くのグアム、サイパンへ進学、就職にいってしまうのさ」
 どうりで10代の女のコばかりなわけだ。20〜30代の女性がすっぽりと消え去った島の光景は何とも不思議。
 次第に日が暮れて、島の周囲は絵画のような崇高な夕焼けに包まれた。
 日暮れとともにここテテトビーチは騒がしくなり、ナイトフェスタが開催された。伝統的なチャモロの民族衣装を身にまとった女のコたちが巧みに腰をくねらせ、チャモロダンスを披露する。彼女たちだってお年頃。異性に一番興味があるころだろう。ダンサーの一人、ジェネリン・クルスちゃん(15)を直撃。
 「えっ、どんな男のコがタイプかって? 外見!? ううん、(自分の胸を指して)大切なのは中身よ。これ何に使うの? えっ日本の新聞? じゃあ、No、No、シークレット(笑)」
 急に大慌てで恥ずかしがる彼女。素朴で純情な女のコたちもまた島の魅力の一つだ。

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