キムタクが型破りな検事の主人公を演じた「HERO」は月9で01年1月クールに放送され、当時はキムタク人気が全盛期にあっただけに平均視聴率34.3%と大ヒット。
06年に放送された特別編は30.9%、さらに翌年公開された映画版は興行収入81億円で同年公開の邦画ナンバー1となったのだが…。
「このところ、さっぱりドラマが当たらないフジにとって『HERO』はいわば“最後の砦”で、続編の放送は局内で慎重に協議が重ねられてきた。そろそろ、キムタク人気も落ち込んできたこともあり、キムタクの再浮上のためにも一番いい時期の放送開始を判断し7月クールにいよいよ勝負をかけることになった」(フジ関係者)
キムタクといえば、昨年放送されたTBS系主演ドラマ「安堂ロイド〜A.I. knows LOVE?〜」の平均視聴率が12.8%ですっかり“視聴率男”の肩書きも過去のものになったが、同誌によると、続編には松たか子、阿部寛、大塚寧々らこれまでのドラマ・映画版の主要キャストは出演せず、新ヒロインには北川景子が抜擢されることになったというのだ。
「キムタクのドラマはキムタクのスケジュールが優先なので、今や売れっ子俳優となった阿部なんかは特に嫌がったようだ。キムタク優先の現場に呆れている俳優・女優は多く、ジャニーズと友好関係の深い大手事務所にいる北川に白羽の矢が立ったようだが、これまでのドラマ・映画版のファンは初回で幻滅させられるのでは」(テレビ誌記者)
そろそろ、キムタクも自分が置かれた状況を冷静に把握した方が良さそうだ。