業界の“革命”とは興味深い。「ゴールデンタイムのバラエティ番組といえば、各局とも威信と金をかけて制作していました。しかし、『SUPER SURPRISE』は今までの常識と比べると超格安で制作されています。決して高視聴率というわけではないですが、格安番組ということで評価は高いです。今後は制作側がゴールデンタイムでもこの程度の予算でと判断するようになるでしょう。これは業界の常識を打ち破る“革命”です」(番組制作会社社員)。
実績ができてしまったために、テレビ業界のコスト削減の波はいっそう加速することは間違いないだろう。もちろん、他局でも同じ動きがあるという。「TBSも『総力報道! THE NEWS』が3月に終了すれば、同じように超格安で“そこそこの視聴率が稼げる番組”を考えているいうウワサもあります。これが本当なら『SUPER SURPRISE』の影響であることは間違いないでしょう」(番組制作会社社員)。
しかし、決して番組が大成功したわけではなく、「コストの割にそこそこ」というのがなんともさびしい。「コストの割にそこそこ」の番組を見せられる視聴者はたまったものではない。