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高松宮記念 史上初の連覇へ スズカフェニックスが飛翔

 いよいよ今週から春のGIシリーズが開幕する。その第1弾は春のスプリント王を決める「第38回高松宮記念」(中京芝1200m 30日)だ。東西から個性豊かなメンバーが顔をそろえたなか、主役の期待を集めるのはスズカフェニックス。昨年の王者が自信を胸に連覇へと挑む。

 1996年に春のスプリント王決定戦としてGIへと格上げされて以降、この12年間で高松宮記念を連覇した馬はまだ一頭もいない。それほどスプリント界は世代交代が激しく、長期間にわたってトップに君臨することは難しい。
 そんな中で、スズカフェニックスが昨年に続く連覇へと挑む。
 「勢いだけで挑んだ昨年と違って今年は馬自身がすごく大人になってきた。肉体面でも、精神面でも充実し、競走馬として完成の域に達してきた」
 仕上がり途上だったマイルCSで3着。そして、大外から豪快に伸びた阪神C…昨年の暮れにはサラブレットとして成熟した走りを見せてきた。
 2008年のスタートとなった前走の阪急杯では2着に敗れたものの、あくまで本番への叩き台とみれば上々の滑り出し。また、発馬が課題だった同馬が好発を切り、いつもより前めの中団で流れに乗れたのは大きな収穫といえる。
 現実に陣営も余裕の表情をのぞかせる。「59kgを背負っていて、勝ち馬とは2kgの斤量差があったから。それでも、馬群を割ってよく伸びてきた」と込山助手が満足げに話せば、手綱を取った武豊騎手も「理想的な位置取りで競馬をすることができた。最後、勝ち馬(ローレルゲレイロ)に寄られたのは痛かったけど、終いの伸びは良かったね」と振り返った。
 当然、休み明けを叩いた上積みも相当見込める。1週前の坂路追いでは余力十分に800m51秒3(強め)をマークした。「青写真通りのいい状態に仕上がった。あとは馬群をうまくさばけるかだけ。内でゴチャつくのだけが心配で、ほかに不安らしい不安は何もない」と込山助手はズバリ!
 主戦の武豊騎手がドバイ遠征のため、今回はピンチヒッターとして福永騎手に乗りかるが、陣営の自信に揺るぎはない。初の連覇へ。不死鳥は今年も健在だ。

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