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【動物の不思議】チューチュー吸っても効果ゼロかまれたら迷わず病院一択で

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提供:週刊実話

 映画やドラマで一度くらいは見たことがあるだろう。ヘビやクモ、ハチなど、毒を持つ生物にかまれた際、勇敢な男子がその傷口に口を付けてチュ〜ッと毒素を吸い出し、「ペッペッペッ! ホラ、これでもう大丈夫だ」なんていう場面。医学的に見たら全然大丈夫ではありませんから!

 なぜか格好いい応急処置として伝播している、この猛毒チューチュー方法。良い子のみんなは絶対にまねしてはならない。

 大きな理由は二つある。

 まずはチューチューした人間の問題で、口内から毒を吸収してしまう可能性がある。虫歯や口内炎など、口の中に傷口があった場合、そこから毒が回ってしまうのだ。

 もう一つはチューチューされた人間の問題で、毒が一度体内に入ってしまったら、吸い出せるのはせいぜい2%程度だといわれている。カプッとかまれた段階で「時すでに遅し」なのだ。

 言うまでもなく、早急に医者に診てもらうのが正解である。その際に重要となるのが、どんな生物にかまれたり刺されたりしたのかを把握しておくことだ。毒といっても種類は多々あり、解毒に効果的な血清もそれぞれ異なるからだ。

 チューチューしている余裕があるなら、かんだヘビをよく観察して、何なら写メでも撮っておいた方がよっぽど役に立つ。

 よかれと思って毒を吸ってあげたつもりが、吸った方も吸われた方も共倒れ。もし、かまれたら迷わず速やかに、医療機関へと向かいましょう。

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