今年の高松宮記念で初めて1200mに挑戦。13番人気ながら2着と好走し、周りを驚かせました。それ以降は短距離を2戦使ってきましたが、(2)(1)着とまったく崩れません。最近までの頼りきれないペールとはまるで別馬のよう。スプリンターとしての素質を見事に開花させました。
もともとデビュー時から評価の高かった馬で、2、3歳時には重賞を勝ったりしていましたが、その後はノド鳴りの手術をしたり、それが治ったと思ったら今度は乗り難しい馬になったりと、ここまで苦難の道のりをたどってきましたが、やっと自分の持ち味を生かせる場所を見つけました。
この馬の切れ味は相当なもの。持ち前の一瞬の脚を爆発させる。これがスプリントにピタリとハマるのでしょう。それに、追走に掛かり気味になってもいたので、短ければ短い程いい方向に出たことも好走の要因です。
ハンデは58kgを背負いますが、近況を考えればむしろ恵まれたといってもいいでしょう。中京芝1200mは前走勝ちとGI2着のベストの条件。
好調を維持していますから、この勢いはまだまだ止まりません。