先週24日木曜日、酔っ払った際にガリアーノが反ユダヤ的な発言を浴びせたと言われているジェラルディン・ブロッホさんに面会するよう、パリの検事局から命令された。
ブロッホさんは警察に対し、自分と友人がガリアーノから「汚いユダヤ人の顔」と呼ばれたと主張している。この事件により、ガリアーノは逮捕され、パリ・ファッション・ウィーク前夜にディオールからデザイナーを停職処分させられた。
現在ガリアーノは、評判の回復と仕事への復帰に努力して、弁護士と目撃者の証言を通し、自分は人種差別や反ユダヤ的侮辱を行なったことは一度もないと主張している。
ディオールは3月4日金曜日にショーを控えて、ガリアーノ自身のショーも6日日曜日に予定されている。
またガリアーノは、ブロッホさんに暴言を吐いたといわれる同じバーで、「ヒトラーが大好きだ」という発言をしている姿が納められたビデオも発見されて、人種差別に対する罪に問われることになる。
ザ・サン紙が見たビデオの中でガリアーノは、ある女性に対して「あんたみたいな人は死んで当然だ。あんたの母親も先祖も、全員ガスで殺されていたよ」と発言した後、600万人のユダヤ人を虐殺するホロコーストを行ったヒトラーについて、私見を述べていたと言われている。
この様子を撮影した男性は、「ガリアーノは私達が隣のテーブルに座った際、酒をちびちび飲みながら座っていました」「ガリアーノは私達について、それから私達が話していることについて口を挟み、ジャマし続けていました。私達は彼が誰かは分かっていました」「私達が、ガリアーノが話しているコトに驚いていると、今度は下品な反ユダヤ発言をし始めました。彼が発する言葉は最悪でした。純粋にあれは人種差別でした」とガリアーノの態度を語っている。