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【テレビ史に残る事件】今じゃ考えられない? 小学生が自ら死を選んだ驚きの理由

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画像はイメージです

 今年、2018年は東京タワーが正式オープンし、日本のテレビ局が次々と放送を開始してからちょうど60周年となる。この前後から日本のテレビ番組の数は急激に増え、同時にテレビにまつわる社会問題なども生まれた。

 1962年2月19日、現代人の我々が見たら思わず「ギョッ」とするような記事が朝日新聞に掲載されている。

 「テレビを見すぎると叱られ…小学生首をつり死ぬ」

 1962年2月18日19時頃、静岡県浜松市に住むSさんの三男・太郎くん(9歳)が首をつり死んでいるところが発見された。

 学校関係者の話では、太郎くんは学校では成績はとりわけ優秀というわけではなかったが、活発で明るい生徒で、とても自殺するようには見えなかったようだ。学校関係者も首をかしげていたという。

 ところが、一点変わっていたことがあった。この日、太郎くんはテレビの西部劇に釘付けの状態で、妙に興奮した状態にあったという。太郎くんはアメリカの西部劇が大好きな少年だったのだ。

 太郎くんはテストが近く、本来なら勉強しなければならなかった。テレビに見入る太郎くんを見た家族は、「テレビばかり見てないで、勉強しなさい!」と軽く叱ったところ、数時間後に首をつったところが見つかったという。

 新聞報道では「テレビを見すぎたのを親に叱られての自殺」という形で報道されたが、本事件の真実は違うのかもしれない。現場の状況から見て、西部劇の常套的な処刑手段である「首吊り」を真似した可能性が高いとも言及されているが、真相はよく分かっていないようだ。

 しかしながら、昭和30年代の時点で早くもテレビが与える影響が指摘されているのは興味深い事実ではある。痛ましい事件ではあるが、昭和のテレビ史を紐解くにあたり非常に貴重な資料のひとつとなるのではないかと思われる。

文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)

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