ジョニー・キャッシュの伝記映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』のジューン・カーター役でアカデミー賞を受賞したリースは、ペギーの半生をベースにした映画化の権利を得た。
リースは、『めぐり逢えたら』『ジュリー&ジュリア』を手掛けたノーラ・エフロンを、マーク・プラットが製作を手掛ける同作品の監督・脚本として候補に挙げている。同作品は、ペギーの歌手としてのキャリアと私生活の波乱万丈を描く。
ペギーのキャリアは、70年近くにも渡っており、ジャズ歌手、女優、作詞家、作曲家、グラミー賞受賞者として成功を収めた。ノースダコダ州出身のペギーは、ベニー・グッドマンに見出されて彼のバンドで歌っていた。1941年には『誰かが邪魔した』がヒットした。彼女の曲で最も有名な曲の1つに『フィーバー』がある。彼女はまた、1953年に映画『ジャズ・シンガー』に出演した他、1995年にはミュージカル『皆殺しのトランペット』に出演し、この作品でアカデミー賞の最優秀助演女優賞にノミネートされた。ペギーはディズニーアニメの『わんわん物語』にも作曲で参加しており、90年代には使用料を求め同社を訴えている。
ペギーは、2002年に享年81歳で他界した。