4月30日、落語家の桂歌丸師匠が東京・後楽園ホールで行われた「笑点」の50周年記念スペシャルの公開収録に出演し、同番組の司会から降板することを発表した。「体力の限界」と理由を明かし、5月22日の生放送が最後の出演となる。歌丸師匠の司会降板は残念な知らせとなったが、早くも話題となっているのが司会の後任。現在、6代目三遊亭円楽師匠が有力視されているが、もし、円楽師匠が司会に就任した場合、今まで回答者だった円楽師匠の席が1つ空くことになる。司会もさることながら、回答者の後任も気になるところだろう。
伊集院は「あそこはみんな入りたいだろうね」と語り出し、「落語家としてはすげースターダムの所に行くから、あそこの跡目争いは相当面白いだろうね」と大興奮。
そして、「落語のこともわかっていて、ある程度落語界のお笑いの人ってことで、俺を起用してみるっていうのはどうかっていう提案なんですけど…」と自身に問いかけた後、「絶対に嫌ですね」と断固として拒否。
伊集院といえば、かつて円楽一門に入門し、楽太郎(6代目円楽)へ弟子入り。三遊亭楽大を名乗り、落語家の活動をスタートした。その後、伊集院は落語家として籍を離れたが、その後も6代目円楽師匠とはテレビやラジオで共演し、良好な師弟関係を保っている。
改めて「今の朝の枠だって相当プレッシャーがかかっているにもかかわらず、あそこに行ったら…、3問あるお題の1問目の段階で胃からビュービュー血が出ると思いますから、それはないと思いますね」と断言した。
伊集院は30年間放送された「大沢悠里のゆうゆうワイド」(平日午前の帯ワイド番組)の後を継ぎ、2016年4月11日から「伊集院光とらじおと」のパーソナリティを務めている。現在、朝のラジオ、深夜のラジオ、他にもテレビの仕事など多忙を極めている伊集院なだけに、さらに「笑点」の回答者となると、肉体的にも精神的にも大変な負担がかかるのだろう。