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中山記念 アベコーの気になる本命は!?

 春の中山競馬のオープニングを飾る「第82回中山記念」(GII 芝1800m 2日)が、今週のメーン。今年はGI馬の参戦はないが、安田記念もしくは天皇賞・春を狙おうという次期スターホース候補生が顔をそろえた。舞台は発馬直後に1コーナーを迎え、展開にまぎれの生じやすい内回りの1800m。さて、アベコーこと阿部幸太郎が下した決断とは!?
 みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
 ウオッカはどうしたのでしょうか。また敗れました。先週の京都記念のことです。戦前までは陣営から「トモが大きくなって筋肉がどっしりしてきた」とか、「精神面で大人になって、さらにパワーアップしたウオッカを披露できる」といった絶賛の嵐。結果は6着。オープン未勝利で15番人気のセンカクと半馬身差。
 今回は10円差でアドマイヤオーラに1番人気を譲ったものの、ファンの期待をまたしても裏切る成績。その前の有馬記念も3番人気で11着。考えてみれば、何のための出走なのか意味が理解できない宝塚記念が1番人気で8着。ここからウオッカ神話は崩れてしまった印象があります。64年ぶりという牝馬による日本ダービー制覇。最高のパフォーマンスを演じた後の宝塚記念強行軍。ぜひとも29日に出走予定のドバイシーマクラシックで見事な復活走を期待したいものだと思います。

 さて、中山開幕週は注目の「中山記念」です。ここ2年、バランスオブゲームにローエングリンが逃げ切り勝ち。中山内回りの特徴的な結果となりましたが、果たして今年はどうでしょうか。主導権を取りたい馬がコンゴウリキシオーとヨイチサウス。阪急杯のローレルゲレイロを捨てて、コンゴウリキシオーに騎乗してきた藤田騎手。強気の逃げに出てくる公算が大。ペースは必然的に緩みなく流れるでしょう。
 で、◎はチョウサンです。何といっても昨秋の毎日王冠でダイワメジャー級を相手に完勝。それもレコード決着。芝1800m1分44秒2で、ラスト3F34秒0。驚がくのタイムです。当時とは舞台が異なるとはいえ、高速決着が期待できる開幕週の芝1800m。中山芝で3勝の実績があり、何ら問題はないはずです。
 無論、コンゴウリキシオー、ヨイチサウスが速い流れを演出して、時計の決着に持ち込む展開は望むところ。ジャパンC、そして有馬記念は強力な逃げ馬が不在で、自ら攻撃的な作戦。参考外の一戦です。毎日王冠でコンビを組んだ松岡騎手と再コンビ結成。再びあの快走を期待して一票を投じます。
 叩いたカンパニーの破壊力が相手。

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