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英トラックコンテナ39人遺体事件――中国が深く関わる恐るべき闇

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提供:週刊実話

 英国東部エセックス州で10月23日、トラックの冷凍用貨物コンテナの中からアジア系の39人の遺体が見つかった。英国家犯罪対策庁は、犯罪組織が関わった可能性を視野に捜査を進めていたが、最大でベトナム人20人が犠牲になっていたことが26日、身元確認により明らかになった。

 英国は、より良い生活を目指してベトナムから密入国する主要な国の1つで、犠牲者らは中国の偽造パスポートを所持していた可能性がある。

 死体を運んだトラックは、ベルギーのブルージュ港から英東部パーフリート港に輸送される途中だった。陸揚げ時点から異臭が漂っていたため、パトカーの追跡が始まった。当該トラックは2017年にアイルランド企業がブルガリアで登録していたが、ブルガリアへの入国歴はなかった。

 EU内の「移動の自由」を逆手にとって各国マフィアが密入国で荒稼ぎする闇のシンジケートをつくり、大々的な人の密輸が行われていることは、すでにギリシアのピレウス港の管理運営権を中国が借金のカタに30億ドルで買収して以来、頻発している。

 「2000年6月に、英国の南東部ドーバーで中国人移民58人がトラック内で遺体となっていた事件が発覚したことがあります。犠牲者は全員が福建省の村からやってきた不法移民でした。福建省のある村には、老人と子どもしかいません。働き手は仕事を求めて都会へ出たためです。海に近い廃屋には『密航をやめよう』という大きな看板がありましたね」(中国ウオッチャー)

 英国の受け入れ側にチャイニーズマフィアが介在しているはずで、ロンドンばかりか、今や英国のあらゆる場所にチャイナタウンが形成されている。パリには大きなチャイナタウンが3カ所、アムステルダムには「飾り窓の女」つまり赤線地帯を囲んでチャイナタウンが形成されている。イタリアの古都プラドは、すでに5万人の中国人に乗っ取られた。

 中国はただちに遺憾の意を表明するでもなく、国内の貧困層の絶望的な現状を反省するわけでもなく、むしろ「英国の取り締まりに不手際があり、責任は英国にある」と反論している。

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