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新日本プロレス 真壁刀義が前代未聞の恐喝

 新日本プロレスで暗躍するドヒール軍団GBHの“キングコング”真壁刀義が過激なデモを企てている。18日に都内の同事務所で契約更改に臨んだが、交渉は決裂。怒り心頭のキングコングは武力行使をチラつかせながら恐喝した挙げ句、2・17両国国技館大会で行われるIWGPヘビー級タッグ王座戦のトンズラやベルト強奪後のトンデモ計画をぶっ放った。
 キングコングがあの手この手で“ユスリ”だ。
 「ファ○クッ!」。契約更改を終えた真壁は雄たけびを上げていた。もちろん契約に満足しているのではない。報道陣を見るや「契約? そんなもんもちろん保留だ、バカヤロー。オレさまは新日本のトップだぞ」と、八つ当たり気味に保留したことを明らかにした。
 真壁によれば「カネのケタが違うだろってことよ」とのこと。ガッポリ儲けるはずが、思いのほか提示額が低かったことで「そんなんなら次は暴れちゃうよ」と腹をくくったようで「よし、今度はチェーン持っていってアイツらに分からせてやる」と次回はチェーン持参でテーブルにつくという。

 契約にはまったく必要のないチェーンを持参して交渉するとなれば前代未聞。もはや暴挙ともいえるが、真壁は「そんなんなら、もうカードが決まっちゃってるIWGPタッグだって分かんないよ」「こんなんだったら両国でタッグ獲って絶対ベルトを売りさばく。質屋かヤフオクだ」などと思いつくままにうそぶいた。
 キングコングはただ虚勢を張っているわけではない。実はすでにこの日は会議室で大暴れ。真壁によれば、同社の菅林直樹社長をどう喝し、帰り際にツバを吐きかけるなどやりたい放題。さらには「会社の金庫見せろ」「菅林、財布出せ!そこでジャンプしろ。小銭持ってねーのか」などとカツアゲまがいの暴挙を繰り返したという。
 次回の交渉は未定。「次もハンコなんかいらねーだろ。チェーンでぶん殴って血判を押させるからよ」。キングコングの決意は固いが、そこまでして脅した割には「きょうはハンコなんか持って来てねぇよ」と、初めからさらさらサインする気はなかったようだ。
 矢野通と組み、王者ジャイアント・バーナード&トラヴィス・トムコ組に挑戦する2・17両国大会でIWGPヘビー級王者タッグ選手権を前に、不気味な強硬策をほのめかした真壁。次回交渉でチェーンが持ち込まれれば、菅林社長に身の危険が降りかかるかもしれない。

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