ヒゲ無しの顔だと「クールさ」が欠落するというヒュー、監督達からも常に数日放っておいたヒゲ面で撮影現場に来るようにオファーされるという。
「実際に、僕ってちょっと童顔だから、ヒゲの必要ない映画の役柄って滅多に来ないんだ」「セットに行くたびに監督が『4日間生やしてみたらいいんじゃないの!』って言うんだ。それに写真撮影の時も、ヒゲを剃らないように、って事前に電話がくるんだ。僕ってヒゲ無しじゃカッコよさが不足だって言うんだよ」「それって職業上、憂慮すべきことだろ」
現在42歳のヒュー、2002年の大ヒット作『シカゴ』のビリー・フリン役をオファーされ、その役柄には若過ぎるという理由で断ったが、映画の大成功を目の当たりにして、固辞した決断を後悔したと語った。
「僕は若過ぎたって理由で、リチャード・ギアが演じた『シカゴ』の役柄を断ったよ」「ミュージカル映画にはいつも出たいと思っていて、この話は僕が割と駆け出しの頃にオファーされたんだ。でも自分が若すぎると感じたよ。だって『僕は全部見てきたんだ』なんてセリフがあったんだけどね。僕は30歳くらいだったんだぜ!だから『どうやったら僕がこの台詞にリアリティーを持たせられるんだ?』って思ったよ。有り得ない話だと思ったね」「でも、その1年後にあの作品はオスカーを総ナメしたから、少し特殊メイクでもしておけば上手くいったかも、って思ってたのを憶えているよ」