上下関係を大切にして上司の顔を立てる必要があるが、そんな建前に惑わされること無く、キャバクラに行く以上はキャバ嬢を口説きたい! そんな葛藤に悩まされるサラリーマンは多いはずだ。キャバ嬢を口説くだけでも困難が伴うというのに、さらに会社の上司の相手もしないといけないというダブルブッキング状態は非常に高いハードルである。調子に乗ってキャバ嬢を口説くことに夢中になっていると、間違いなく翌日、会社で上司からの小言にさらされるのは目に見えている。酒の席だからといて決して調子に乗ってはいけない。
もし可能ならば、キャバクラに入る前にあらかじめ上司と取り決めをしておくことだ。飲みに行く時に最初のお店からキャバクラへ行くケースは少ない。まず食事をして軽く飲んだところで「女性がいるお店に行きたいな」となるケースが多いので、キャバクラに行くと決定した時に「上司はキャバクラでどう接客されたいか?」ということをさりげなく聞いておく必要がある。キャバクラの疑似恋愛空間に巻き込まれてしまっては上手くいく話も簡単に崩れてしまうから段取りが大切になってくる。
チェックポイントをいくつか上げてみる。
「会社の上司はキャバクラ慣れしているか?」
「会社の上司はキャバクラで盛り上がりたいのか? まったり話しこみたいのか?」
「会社の上司は権威を盾にして威張りたいのか?」
上司のタイプに上手く合わせつつ、キャバ嬢をさりげなく口説きにいくのだ。1人でキャバクラへ通って口説くわけではないので、第一印象が良くなるキラー・フレーズを持っておくと限定が伴う場面では有利になってくる。バシッと口説くのは次にお店へ行く時まで我慢するのが大人の上手い立ち回り方である。
お酒に酔ったように見せても、頭の中は氷よりも冷静でなければいけない。
(月山 皇)