反省しているのか、してないのか。保釈時のパンク風な服装から打って変わり、黒のストライプ入りのスーツに白いシャツ、シルバーグレーのネクタイと、まるで別人になったように真面目な“正装”で裁判に臨んだ高相被告。だが、それはあくまで格好だけなのか、相変わらず日焼けした顔で、被告人質問では答えの冒頭に「そうっすね〜」を連発。とても40歳を過ぎたいい大人の発言とは思えないだらしなさだった。
最後まで「え〜、このようなことは二度としないと固く誓います。以上っす」と、締まらない発言。今後についても「自分はやっぱサーフィンで生きてきたんで、またサーフィンで自分を取り戻したい。あと音楽関係の仕事もしたい」と、今までの自分を捨てきれない様子だった。
そして、気になる酒井被告について、弁護側の被告人質問に「自宅に覚せい剤を置いておくと、自分がいない間に法子が隠れて使ってしまうから」と話すなど、あらためて酒井被告が覚せい剤にはまっている様が浮かぶような答え。離婚を否定し、一緒に暮らしたいと話していたという酒井被告に対しては「ぼくもそれを望んでいる」と、こちらも夫婦関係の継続を希望した。
奇妙な2人の関係は切っても切れない“くされ縁”なのか、その発言が注目される酒井被告の初公判は26日の午後に開かれる予定だ。