厳しいご時世ほど人は余裕がなくなり、心が弱ったところに美味しい話や、心に響く話があれば飛びついてしまいます。悪徳商法や霊感商法のような商売であっても生き残っている会社もあります。一言でいうと、ネットでも情報が出回らないタイプのものです。
商売の方法自体はさほど新しいものでなくても、ネット上にその会社についての評判が出なければ、静かに被害が拡大していきます。その商売のターゲットは、高齢者やネットに情報を発信しないタイプの人に狙いを定めているのが大きな特徴です。
有名なイベントに関わっていたり、TVのCMを打っていたり、もしくは公共に関わる場所に名前を出していると、表向きイメージがアップするため、信じやすい人は赤子の手をひねるように騙されてしまいます。
さらに付けくわえると、有名企業とタッグを組んでるような形でその会社の名前が出ていると、必要以上の信用性が加わってしまうことです。もちろん一緒に組んでる有名企業はそんなことは知る由もないので、知らず知らずのうちに加担してしまう形になってしまうのです。
また、信用のある著名人、芸能人が関わるようなこともあると、さらにその会社のパブリックイメージがアップするので、イメージの作り方とは恐ろしいものです。騙されやすい人は、誰にも相談せずに泣き寝入りしたり、騙されっぱなしでいるため、何度もターゲットになりやすく、1回だけの契約でもかなりの金額を支払っているにも関わらず、2回、3回と回数が重なり、高額な金額を支払ってしまいます。
基本的には自己防衛なので、初対面の人に悩みを打ち明けないようにしましょう。彼らはプロなので、口が上手く、心理の駆け引きに長け、経験があるため、『心の揺れ』があるとそこに付け込んできます。そういった会社では『ロール・プレイング』という予行演習をおこなってるため、多少の断りでは諦めることがありません。
客を騙し、社員を騙し、世の中を騙す、いわゆる3重騙しの構造になっているのです。悪徳商法の会社もイメージアップ作戦を必死におこなっているのです。
あなたが何に気を付けるべきか、おわかりですね?