みなさん、お元気ですか、アベコーこと阿部幸太郎です。
現在、東西のオープンクラスには、9歳以上の馬が14頭もいます。7歳、8歳となると大変な数です。競走馬の世界も高齢化の時代を迎えているのでしょうか。
そういえば、日曜の京都ではGIII「アンタレスS」が行われます。ダ1800mに砂の巧者が顔をそろえました。この中にピットファイターの名前が見えます。彼は3年前のこのアンタレスSの勝ち馬。今年で9歳を迎えました。年間5勝を稼ぎ出した4歳時と、ウエートはほとんど同じ。7年間も走り続けているピットファイター。また来年も会いたい馬です。
ところで、このレースの期待馬はチャンストウライ。2走前の佐賀記念で独走。それもレコード勝ち。平安S3着、マーチS2着のマコトスパルビエロを、ちぎり捨てた圧巻の内容に注目です。
さて、東京では早いものでオークスTR「フローラS」。8年前から日程が繰り上がり、今年も桜花賞出走馬、忘れな草賞組は合わせて1頭だけ。大混戦の3歳牝馬クラシック。樫の出走権獲りに、まさに全力投球です。
で、本命に推したのがテイクバイストーム。正直なところ熟考に熟考を重ねての結論でしたが、エイ!とばかりに◎の決断。
未勝利戦を勝ち上がったばかり。ただし、その内容がケタ違い。2番手からゴール前で軽く気合を入れただけで、なんと6馬身差の圧勝です。脚抜きのいいダートが幸いしたともいえますが、500kg台の大型馬。加えてスタミナ型の血統背景。実戦を2度使われて軌道に乗ったという見方がより正解。そうなると、今回、距離が2000mに延長されるのは、間違いなく歓迎材料です。
そこで、問題は芝の適性。芝は3走前の新馬で経験。結果は3着でしたが、見せ場十分の0秒3差で、優勝馬がライムキャンディ。勝ち馬は2戦目の重賞クイーンCで強豪リトルアマポーラの2着。そう考えると、そのライムと接戦したテイクバイストーム。芝はなんら問題ありません。馬体も新馬当時より研ぎ澄まされて、スケールアップ。さらに、大きなフッワークで断然東京向き。6番枠もラッキー。大駆けの舞台です。