この日は、「知らなきゃ損する増税対策」として特集を組んだ。経済ジャーナリストの荻原博子氏が消費増税に関連し、ネットショッピングで消費税が10%になるタイミングについて解説。荻原氏は「ネットショッピングの場合は、発送が9月までじゃないとだめ(8%にならない)なんですよ。品物がないからってお店がノロノロしてると、10%になっちゃう」と、通販の場合、“発送”をもって“サービスの提供”が完了するため、9月に注文しても発送が10月にずれ込んだ場合、消費税が10%となってしまうと説明した。
これにホラン千秋が、「9月中に注文する、カードの入力するじゃないですか。で、決済終わりましたってなっても、その時は9月中でも10%の額が出てる可能性があるってことですか?」と質問。これに荻原氏は「いやいや、発送ですからね。発送してないとだめ」と回答。さらにタレントのラサール石井も「(注文を)受け付けましたってなったときに銀行で引き落とされてると思ってるけど、そうじゃない?」と金額に焦点を絞って説明したが、荻原氏は「でも、商品がそこから発送されていないと。発送された時点がネット決済の場合に……」と、発送する前にネット決済が完了するというネットショッピングの仕組みを念頭に置いていないともとれる発言を繰り返した。最後まで「とにかく、ネットで買うんだったら早めにしましょうということですよ」との解説を繰り返していた。
しかし、スタジオ出演者は荻原氏の答えにいまいち納得していない様子。視聴者からも、「質問の答えが全然違う…全然分からない」「結局発送が月跨いだらどうなるかって全然説明してくれなかった」「とにかく早め早めにって経済関係じゃ無くても言えるわ」といった不満の声が集まってしまった。
「視聴者の中からは、『発送が10月になったら2%請求されるの?おかしい』『決済終わってるのに10%になるって変じゃない?』という声が上がっていますが、実は9月に注文しても発送が10月になると、10%分支払うケースがあるのは本当のこと。荻原氏は回答しませんでしたが、9月中に8%の価格で表示されていても、発送がずれ込んだ場合、2%分の価格を追加請求されてしまうことがあります。その説明を省いたことが災いし、視聴者も混乱してしまったようです」(芸能ライター)
増税対策の説明のはずが、思わぬ誤解を生んでしまったようだ。