阪神JFは◎ダノンベルベールが2歳女王に輝きます。デビューから3戦2勝、2着1回。豪快な末脚は2歳世代の牝馬ではトップクラスを誇ります。
それを証明したのが前走の赤松賞です。出遅れる不利も何のその、4角で8番手まで押し上げると直線では想像以上に強烈な鬼脚を爆発。メンバー最速の上がり3F33秒9を楽に計時し、見事に2勝目を挙げました。広い東京コースといえども、直線だけの競馬でここまでやれてしまうのだから、相当な破壊力の持ち主です。
中間は万全を期して栗東に入厩。勾配のきつい坂路で鍛えられ、パワーもグンとつけてきました。最終追い切りは、800メートル52秒1、ラスト1F12秒5とレース直前の牝馬とは思えないほどのハードトレを敢行。終いまで力強い脚取りでゴール板を駆け抜けています。関東馬ですが、栗東の水が合うんでしょう。
直線の長い阪神の外回りコースはピッタリですし、前走のあの切れ味を見ると、時計が速くなっても十分に対応できるんじゃないかな。昨年、直線一気を決めたトールポピーの豪脚が、ベルベールとダブります。