そんな中、翌21日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)は、大幅に時間を割いてラグビー関連のニュースを放送した。
「試合のダイジェストはもちろん、試合開始前の観客の期待コメントや、南アフリカ出身の家族のテレビ視聴の様子、さらには街行く人々105人に聞いた名場面ベスト5など盛りだくさん。スタジオでは、元ラグビーの日本代表で『スッキリ』の金曜コメンテーターの大畑大介を解説に迎え、戦況を分析していました」(芸能ライター)
だが、SNS上では、意外と批判的なコメントが。例えば、「日テレのスッキリ、ラグビーの話題ばかりで台風のニュース全然やらないね。他局は他のニュースやってるのに、ラグビーばっかりしつこい。視聴率優先で、被災者を後回ししてるのがミエミエだね」「いつまでやってんだよクソラグビーごり押しクソうぜえ」「まだやるのかよ」などなど……。
「この日の『スッキリ』では、番組が始まった朝8時からラグビー関連の話で盛り上がり、9時を回ってもまだオンエア。総尺78分を費やしていました。けれど、台風関連のニュースは後半に後回し。しかも、わずか4分程度で済ませていました」(同)
対して、他局のラグビー紹介時間はどうだったのか?
「立川志らく司会の『グッとラック!』(TBS系)は冒頭から40分程度、小倉智昭MCの『とくダネ!』(フジテレビ系)は約10分、『羽鳥慎一のモーニングショー』(テレビ朝日系)はたったの4分程度でした。残りはどの局も、台風と教師いじめ事件などに割り当てられていました。試合を中継したNHKはどうだったかというと、『あさイチ』では全くラグビーの話は触れず、冒頭から台風に関する話題を放送。さらに、いつもの通り、その日の特集に入っていました」(同)
台風被害の復旧作業が本格化する一方で、今度は「台風20号・21号」が北上中。日本テレビはワールドカップの放映権を持っているだけに、ここぞとばかりにオンエアしたのだろうが、果たしてここまで割く必要があったのだろうか。