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放送休止の『クレイジージャーニー』、やらせ以外にも問題「一番クレージーだったのは…」

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 人気深夜番組『クレイジージャーニー』(TBS系)の放送休止が発表された。8月14日放送の2時間スペシャルと同日深夜のレギュラー放送で、メキシコで爬虫類ハンターが見つけた珍しい生物6種のうち、4種類が番組スタッフが現地の取材協力者に依頼して用意させたものだという。また、過去にも同様の手法で撮影した回が認められた。いわゆるやらせ問題が発覚した形であり、放送休止は調査完了までとされている。

 ネット上では「普通、海外ロケならこれくらいやるんじゃないの」「このレベルで問題になるなら『川口浩探検隊』とか『矢追純一UFOスペシャル』とか作れないよな」といった声が聞かれた。番組のファンが多いだけに、落胆の声が多いようだ。

 さらに、『クレイジージャーニー』は、やらせ以外にも現在進行系で多くの問題を抱えていると言える。もっとも大きなものが、スタッフの不祥事だろう。番組を立ち上げ演出を担当してきた主力スタッフが今春、ADへの暴行事件を起こし、出勤停止を経て番組から異動したと、『週刊文春』(文藝春秋)に報じられている。番組立ち上げ人の異動は、番組にとっては大きな痛手となるだろう。これには「一番クレイジーだったのはスタッフだったって笑えないわ」といった声が聞かれた。

 番組は放送開始から5年目に突入し、「ネタ切れ」を指摘する声もある。スラム潜入などの危険地帯潜入系企画に混ざって放送される、アート系のネタは評判が悪い。ネット上では「最近は2週連続ヒップホップ特集してたし、苦しい感じはしてた」「今後ハンター系が無くなるとさらに厳しいのでは」といった声が聞かれる。それでも番組が即打ち切りとならないのは、DVDの売上が好評であり、TBSとしては人気コンテンツを手放したくないのだろう。

 TBSでは今月、『消えた天才』においても映像加工が問題となっており、やらせ問題が連続したことになる。これに加え、スタッフの暴行事件とネタ切れが重なり、『クレイジージャーニー』は最大のピンチを迎えているとも言えそうだ。

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