ある心理カウンセラーは「薬物に限らず、女性の依存症は治療が困難」と警鐘を鳴らす。
「女性は男性よりも心の安定に欠かせない脳内物質“セロトニン”の生産能力が低く、不安になりやすい。不安を払拭するために、快感や高揚感が得られる行為に依存してしまい、依存症になってしまうとそこから抜け出せなくなるのです」(同・カウンセラー)
実際、買い物依存症に悩む30代OLのAさんは「やめたくてもやめられない」と、こう嘆く。
「寂しさからブランド品や高額の宝飾品を買いあさってしまいます。店員から『お似合いです』と褒められると気分が高揚し、現金がなくてもクレジットカードで購入してしまうんです。高揚感は一瞬で、自宅に帰ると『なぜこんなものを買ってしまったのだろう』と後悔してしまうんですが、寂しくなるとまた買っちゃう。これの繰り返しですね…」(Aさん)
買い物依存症は女性に多いというが、最近増えているのがアルコール依存症だ。
「日本は世界で唯一、20代女性の飲酒量が増えています。特に家事をしながら飲酒する『キッチンドリンカー』の女性は依存症になりやすい。気晴らしで飲んでいるうちに、昼夜問わず飲む習慣がついてしまい、家族が気付いたときには、重度のアルコール依存症になっていることが多いですね」(精神科医)
あなたの周りの女性は大丈夫?