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栗東キャップ谷やんの地獄耳 トーホウドルチェの田島良調教師を直撃

 前走の安芸Sは力の違いを見せつけて完勝。トーホウドルチェはすでに前々走の栗東Sでオープンにもメドを立てているだけに、<3010>と得意の阪神なら一気の重賞制覇も夢ではない。管理する田島良調教師を谷口記者が直撃した。

 −−安芸Sは完勝でした。
 田島良師「正直、千二ばかり使ってきたので、『1F長いのでは』という気持ちもあったが、結果は今までで一番強い競馬をしてくれた。むしろ千二より楽な競馬ができたし、勝ち時計も優秀。これからが楽しみになる勝ちっぷりだったね」

 −−充実の要因は?
 田島良師「精神的に落ち着きが出てきたことが一番じゃないかな。以前は競馬を1度使うとガタッときて420キロ前後まで減ってしまったが、今ではそんなところがなくなった。追い切った後でも、競馬を使った後でも、どっしり構えている。前走の安芸Sが448キロ。まるで別馬みたいだったからね」

 −−8日の最終追い切りは坂路で800メートル53秒2→37秒9→12秒4(強め)をマークしました。
 田島良師「中1週なので、あれくらいで十分。いい動きだったし、予定通りの追い切りができた。(騎乗した)和田騎手は新馬以来だったが、おそらく彼もこの馬の成長を十分に感じてくれたと思う」

 −−最後に抱負を。
 田島良師「これだけ強いメンバーと戦うのは初めてだし、そう簡単なものとは思っていないが、今は本当に状態がいい。少し大事に乗りすぎた2走前の栗東Sで『これならオープンでもやれる』と手応えをつかんだ。どんなレースをしてくれるか楽しみだよ」

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