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男性同士の三角関係で起きた悲劇

 去年暮れ、名古屋市内の民家で52歳の男性が殺害された事件は、男性の同性愛者3人の間に起きた愛憎のもつれが原因だったことが警察の調べでわかった。

 1月6日に愛知県警中村署に死体遺棄容疑で再逮捕されたのは、同市西区の解体作業員、西初容疑者(41)。事件は昨年12月22日の午後8時過ぎ、同市中村区の住宅に内山靖英さん(39)が勤め先から帰宅したところ、同居人の水野英明さん(52)が殺されているのを発見し通報、捜査が開始された。
 「水野さんは下着だけの半裸状態で、一階台所のシンク下部の収納スペースに身体をくの字に折り曲げられて押し込められていた。司法解剖で、死因は胸を刃物で一突きされた心損傷と出血性ショックだったことも判明した」(捜査関係者)

 捜査関係者によれば、内山さんが帰宅する1時間半ほど前に西容疑者がこの家を訪れた記録が、インターホンのカメラに残されていたという。
 さらに去年11月には、内山さんが中村署に西容疑者のストーカー行為を相談していたこともあり、すぐに西容疑者が浮上した。
 「内山さんと水野さんは2年ほど前、名古屋の繁華街の飲食店で親しくなり、1年半ほど前から内山さんの家で同居を始めた。近隣住民によれば、水野さんは愛想良く挨拶するなど明るい性格だったようです」(地元記者)

 西容疑者は事件発生後の12月27日未明、路上で内山さんと取っ組み合いの喧嘩になり、その際の暴行容疑で身柄を拘束されており、年を越して殺人事件の取り調べが本格化していた。
 西容疑者が内山さんに横恋慕したが、内山さんが振り向かなかったため、嫉妬のあまり同居人の水野さんを手にかけたという構図だが、しばしば男同士の嫉妬は女のそれを上回ることを証明するような事件だった。

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