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「清く、正しく、美しく」 チューリップ賞 藤川京子の今日この頃

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藤川京子

 前走の阪神JFの勝因は、真っすぐ走れたダノンファンタジーの良い所を出せた事だと思います。2着だったクロノジェネシスの敗因は右に寄れてしまった事だと思います。レースの強さとは馬力だけでは測れないので、車のレース同様に、トップスピードが速くても、コーナーリングを上手くこなせるサスペンションが安定しなかったり、タイヤが滑りやすかったりと、馬で言えばタイヤが蹄鉄だったりと総合的な強さをダノンファンタジーは持っていると思います。

 オルフェーブルやゴールドシップのような荒れ狂う強さが際立つ馬も魅力的ですが、ダノンファンタジーは、学年に1人いる成績優秀な優等生女子のような存在。清く、正しく、美しい彼女の事です。きっとこのレースでも美しく走ってくれると思います。

 問題の紐ですが、シゲルピンクダイヤが気になります。未勝利戦を勝ち上がったばかりですが、鞭を打たれてもそれを跳ね返すように走り続ける意志の強さを感じました。前走は位置取りも良かったのかもしれませんが、これからまだ伸びるダイワメジャーの血が濃い馬だと感じました。

 それと強い相手によく頑張ったブランノワール。前走は外から差されてしまいましたが、内で粘った走りは良かったと思います。流行りのロードカナロア産駒でもあり、期待出来ると思います。それとシェーングランツは前走の阪神JFでは4着でしたけれど、最後方から上がって来た末脚とタイミングが合えば、ダノンファンタジーにピッタリ追走してくると思います。

ワイドBOX 1ダノンファンタジー、3ブランノワール、13シゲルピンクダイヤ、6シェーングランツ

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