まず、瀬戸がリオ・オリンピックでの思い出を話す。「(全種目の中で)一発目なんで、競泳って。全然雰囲気がわからないまま、でもワクワクしました」と緊張しつつも大会を楽しめる余裕があったようだ。続けて瀬戸は「もっと寝れないのかなって思ったんですけど、全然寝れて」と口にし、奥原も「寝れました」と同意。
一方、吉田は「私もね、一回目のアテネは寝れたんだよね。だんだん、2連覇、3連覇ってなって…負けたらどうしようってなって。キャプテン、旗手(を任されて)、もう変なプレッシャーもあるし、怖かったね…」とオリンピックの出場を重ねるごとに増していく重圧に押しつぶされそうになった苦労を語った。
「ずっと勝ってるわけじゃないですか? もういいんじゃないかなって思ったりはしなかったんですか?」と206連勝という圧倒的な強さを見せた吉田に、辞めようと思わなかったのか瀬戸が質問。
「まだできるっていうのが先にきて、もういいやってならない。終わったら次の目標を立ててる自分がいて、アテネ終わってすぐに2連覇したいって」と勝ってもなお、次を見据え続けているのだという。
そして、話題は吉田のプライベートに。
「(オフの日は)買い物行ったり、カラオケ行ったり…」と話す吉田に、瀬戸は「カラオケと買い物とかは、お一人ですか?」と聞く。すると、吉田は「一人では行かない行かない!一人カラオケとかできない!」と全力で否定し、寂しがり屋の一面を見せた。
瀬戸と奥原は吉田と一回りも年が離れているにもかかわらず、緊張することなく終始ノビノビ話をしていた。アスリートとしてだけでなく、人間としての豊かさも吉田にはあるのだろう。