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エプソムC 重賞初Vへ視界良好 ヒカルオオゾラが豪快デモ

 春の東京競馬のフィナーレを飾る「第25回エプソムC」(GIII 芝1800m 15日)の最終追い切りが11日、東西のトレセンで行われた。なかでも、目を引いたのは昨秋を境に4戦3勝と本格化著しいヒカルオオゾラだ。元来、攻め駆けするとはいえ、馬場の悪い栗東DWコースで軽々とラスト1F11秒7をマークする豪快なパフォーマンスを披露。デビュー当初、クラシック候補の一頭として評判になっていた好素材が、待望の重賞制覇へ向け、万全の仕上がりをアピールした。

 未完の大器がいよいよ本格化してきた。ヒカルオオゾラがオープン昇格即重賞Vのチャンスを迎えた。
 「前走は能力のあるところを見せてくれたね。強い内容だったし、あれなら重賞でも何とかしてくれそう」と吉村助手はうなずいた。
 前走の朱雀Sは確かに準オープンでは力が違うといわんばかりの圧勝だった。道中はハイペースを抑え切れない、というよりやや掛かり気味に4番手追走。直線を猛烈な勢いで抜け出し、あっさり3馬身差をつけた。V時計の1分32秒5も文句なし。あの感じなら、オープンに昇格してペースが速くなった方が流れに乗りやすそうだ。
 レース後はいつものように短期放牧へ。5月24日に帰栗してからは順調に乗り込まれてきた。1週前追い切りは栗東DWコースで6F84秒0、ラスト1F11秒7。前走以上のデキを思わせる迫力だった。ノドの不安などで出世は遅れているが、重賞級と評価されていた素質がいよいよ開花したようだ。
 「2走前の卯月S(2着)にしても、休み明けに道悪と悪い条件が重なりながらよく踏ん張った。もう本物でしょう。距離も武豊さんが2000mまでなら大丈夫といってくれている。ノドも完全に良くなったしね」
 マンハッタンカフェ産駒らしい雄大なフットワーク。それゆえ荒れた馬場だけが気がかりだが、初夏の日差しを味方につければ、Vがぐっと近づいてくる。

 【最終追いVTR】秋山騎手を背に、DWコースで追われた。終いまで馬任せの内容だったが、ラスト1Fは11秒台をマーク。攻め駆けするタイプとはいえ、これだけのタイムが出ること自体、体調のいい証拠といえる。

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