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悩める貴公子「現役続行か」「引退か」“ゆづ”のこれから

 「うああ〜。初めてこんな質問が来ました」と苦悶の表情を浮かべた。2月27日、羽生結弦(23)が都内で行われた日本外国特派員協会の質問に答えたのだが、意味が通じず落ちこんだ。何とか理解してもらおうと言葉を重ねたが、外国人が多いこともあって通じなかったのだ。机に頭を突っ伏し、恥ずかしそうに「だめだ…」とつぶやいた顔が世のおばさまたちをキュンとさせた。

 羽生は、2大会連続のオリンピック金の次に掲げる平昌冬季五輪後のライフプランを明かした。
 「これからも、もうちょっとだけ、自分の人生をスケートに懸けたい」
 “現役続行”だ。しかし、羽生はかねてから、今五輪を最後に引退するとも囁かれていた。その根拠は、自身の発言にあった。

 2014年夏季、日本スケート連盟公認の専門誌のインタビューで「23歳で辞めようと思っている」「平昌までしっかりと頑張る。その後はまだ漠然としていて…」と答えており、後日、最終決定ではないとする旨も説明していたが、「現役続行の確約」がされないまま、最近に至っていた。
 今回の発言にしても、そうだ。「スケートに懸けたい」とは言うものの、そのステージが従来と同じ競技者としてのものなのか、アイスショーをメーンとするプロ活動なのかは語っていない。仮に競技者として現役を続けるとしても、4年後の北京冬季五輪を目指すのか否かも明かしていない。

 やはり、羽生の今後は不透明なのだ。
 「故障した右足が完治していないので、当面は治療に専念するようです。来季に関して質問しても、スケート連盟も明言してくれません」(取材陣の1人)

 また、羽生は「本気で1位を目指している人を応援したい」とも会見で語っていた。競技の枠を超えてアスリートをサポートするビジョンを持っているようだ。
 「羽生はスケーターとしてのピークは23、24歳と見ています。これも引退説に真実味を加えているんですが、東日本大震災の復興のために今以上に尽力したいとの思いが強く、そのためのチャリティー活動などを増やしていくとしたら、プロになった方が活動しやすい。復興支援にしても、規模が壮大な計画なので、羽生1人では決められないのでしょう」(体協詰め記者)

 連盟からすれば、「団体戦回避」のワガママを認めた恩返しは受けていない。悩める氷上の貴公子・羽生結弦「現役続行か」「引退か」“ゆづ”のこれからに世のおばさま方は気が気でない。

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