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キムタク主演ドラマ「アイムホーム」 原作にプチブーム

 木村拓哉主演の「アイムホーム」(テレビ朝日)が低調だ。視聴率も初回の16.7%から第4話は12.6%と、徐々に下降線をたどっているが、数字以上の盛り上がりを見せているものもあるという。

 放送開始から普段、番組宣伝にはあまり貢献しない木村が毎週のようにテレビ朝日の情報番組などに出て宣伝協力をしている。「他局のドラマではここまでしないですね。それだけ力が入っている証拠」(テレ朝関係者)。そうはいっても、その思いとは裏腹に視聴率の下がりは止まらない。

 ただ、その下がり線に反比例するかのように盛り上がっているのは出版だ。この「アイムホーム」はマンガを原作にしたドラマだが、もともと、この原作は1997年から、1998年に「ビックコミックオリジナル」に連載され、上下刊で発売されただけだ。「なかなか書店に行っても手に入りにくい作品だった。それだけに、ネットのオークションでは一冊千円の本が一時、1万円くらいで取引されたことがある。ドラマスタート時には、出版社が増刷を掛けたそうですが、これが意外と売れているとか。売り上げランキングの上位に入るほどではないんですが、視聴率以上の伸びを見せているそうなんです」とは出版関係者。

 通常、ドラマ化、映画化されれば原作は多少なりとも売れるものだが、「近年はそれでも、伸び悩むものが多かった。視聴率とは関係なく伸びるのは『半沢直樹』を代表する池井戸潤先生の作品くらい。あとは視聴率と同じようにダメなものはダメという作品が多かったんですが、『アイムホーム』が売れているということは、視聴率以上に意外と見ている人が多いんじゃないかってこと。これから数字は盛り返すかもと見ている人は多いです」と同関係者。

 この原作のプチブームが視聴率に反映されるときがくるか。

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