中団から直線追い出されると鋭く伸びて、粘るオリエンタルヨークを鮮やかに差し切った。今年の初勝利となった鞍上・柴田善騎手は「今日初めて乗ったけど、返し馬からいいリズムで道中もすごく落ち着いていた。上手に走っていたから、追えば伸びると思っていた。加速したときにいい感じだったので、これなら届くと思った」と満面笑み。今後についても「最後の切れ味が良かった。うまく大事に育てていけば、いい武器を持っているので楽しみ」と将来を嘱望していた。
5日(土)のダ1200m戦は428kgの小兵バーニングブライト(牡、父サクラローレル、母バーニングウッド=美浦・菊川厩舎)が、直線鮮やかな追い込み勝ちを決めた。勝ちタイムは1分14秒1(良)。
4角で勝利を確信したという安藤光騎手は「千二では足らないと思ったが、前崩れの展開に恵まれた。ただ、逃げて勝ったのではないし、内容は良かった。次につながると思う」と収穫を口にした。「芝?馬が硬いので何ともいえない」芝への適性は微妙だが、この日のレースぶりから距離については、1600mまでは問題ないだろう。