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解散した渡り廊下走り隊 “個性派メンバー”が歩むそれぞれの人生

 アイドルグループ、AKB48の派生ユニット「渡り廊下走り隊」が9日、Zepp DiverCity Tokyo(東京都江東区)で解散コンサートを開催。約5年におよぶ活動を終えた。同ユニットのメンバーである渡辺麻友は、「私らしくいられる場所だった。走り続けた日々は私の青春でした。今まで本当にありがとうございました」とファンにコメント。涙を流した。

 「渡り廊下走り隊」に所属するメンバーは、それぞれ、独自の道を歩み始めている。

 AKB48の3期生であった多田愛佳は、組閣によりHKT48へ移籍。AKB48在籍時は後輩メンバーに押され、なかなか存在感を示すことができなかった彼女だが、そんな中で、「何かを変えたかった」と移籍を志願。HKT48で、若いメンバーに混じり活動をはじめる。「HKT48の支配人であり、“顔”でもある指原莉乃は年上ですが、彼女の後輩。客観的に見れば、非常にやりづらいところもあったと思います」(アイドルライター)。しかし、今までどちらかといえば、“年下の妹キャラ”であった多田は、面倒見のいい“お姉さんキャラ”と変わり、HKT48メンバーを引っ張る存在になった。そして、AKB48のシングル「ハート・エレキ」で選抜メンバーとなり、HKT48に誕生した新チームではキャプテンに就任。ここ数年では、もっとも成長したメンバーとファンから評価されている。

 海を渡り、ジャカルタを拠点に活動するJKT48に移籍したのは仲川遥香だ。海外展開が発表された2012年、手を挙げてJKT48へ移籍。もともと、渡り廊下走り隊では、「最年長の末っ子」(浦野一美が在籍する前)などと呼ばれ、高橋みなみから、「子供の王様。いたずら大好きの甘えん坊」との評価もうけていた。そんな彼女はジャカルタで、持ち前のコミュニケーション能力をいかんなく発揮。JKT48メンバーともすぐになじみ、現地のファンからも愛されている。AKB48時代はほとんど選抜メンバーに選ばれたこともなかったが、JKT48版の「恋するフォーチュンクッキー」では堂々とセンターをつとめた。「最年長の末っ子」は、AKB48グループからいち早く、海外まで活躍の場を広げたメンバーとなった。

 スキャンダル騒動でAKB48を脱退、同時に渡り廊下走り隊からも離れたのが平嶋夏海だ。その後も芸能活動を続けた平嶋は、騒動から約半年後に渡辺麻友と対談。「許してない…というわけではないけど、100%許しているわけでもない」と渡辺から本音を告げられた彼女も、第5回総選挙では、62位でランクイン。ソロ活動を続ける彼女にも、根強いファンがいることが確認された。

 “演歌”という独自路線で道を切り開いているのが、岩佐美咲だ。演歌の道を志した彼女は2012年に演歌の名門「長良プロダクション」へ移籍。演歌「無人駅」でソロデビューも果たす。演歌界の先輩方からもかわいがられているようで、選挙前には諸先輩方からの激励のコメントも届く。AKB48グループの中でも、もっとも将来が楽しみなメンバーのひとりとなっている。

 他にもスキャンダルで一度、AKB48を離れるも、そこから復帰して再び加入した菊地あやか、平嶋脱退後に加入した最年長の浦野一美。AKB48を卒業後、芸能活動も引退した小森美果。そして、正統派アイドルとして、「これからAKB48は、若いメンバーが引っ張る」と公言している渡辺麻友。気づけば、「妹系ユニット」として結成された渡り廊下を走り抜けたメンバーは、それぞれ、独自の道を見つけ、大人の階段をのぼっているようだ。

 「渡り廊下走り隊」は解散となるが、今後の彼女のたちの活躍に期待したい。

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