今や24時間営業していているのが当たり前となったコンビニ。番組では、MCとゲストで24時間営業の是非について、「必要」「必要なし」と選択する形で意見が交わされた。「必要」を選択した社会学者の古市憲寿氏は、「むしろコンビニだけじゃなく、洋服屋やドラッグストアとかいろんなところが24時間、朝までやってほしい」と持論を展開。一方で、営業しなくてよい「必要なし」を選んだ小倉智昭は「一時期そういう時代があったじゃない、いろんな業態が(24時間営業を)やっているっていう。でも、みんななくなってきたんじゃない。世の流れを感じなさい」と諭していた。番組内で取ったアンケートでは、全体の36.1%が必要、必要なしが63.9%を占めていた。
ネット上でも、今回の古市氏の発言について賛否の声が挙がっている。「社会学者として発言しろよ。個人の希望なんて聞いてないよ。専門家として発言してほしい」「商売として成り立つんなら、営業すればいいじゃない 」「深夜営業で儲かるならみんな続けるわ。 金にならないから、やめたいって言ってんだよ」「世の中は時短に向かってるのに、この学者連中らは一体何を言ってるんだか」「電車が24時間動いてないと話にならん」「いつも老害と言われてるけど、今回は小倉の方が正論。世の中の動きが見えてないのは古市の方」「人口減少による人手不足と高齢化社会。なんなら早朝営業の方が喜ばれるかも」と様々な議論を呼んでいる。
中には、「全部自販機でいいじゃない」「宅配は深夜にやらせたら効率的だと思うがな。無論、宅配ボックスの完備が前提だが」という声もあった。
24時間営業を巡っては、いろいろな企業で見直しの動きが見られており、食品スーパーの「マックスバリュ西日本」では、一部店舗で行っていた24時間営業を3月21日からはすべて取りやめると発表した。ファミリーレストランの「ロイヤルホスト」や「ニッポンレンタカー」などでは、すでに24時間営業を廃止している。17年10月には、ファミリーマートが24時間営業の見直しに着手することが報道されており、すでに24時間営業を取りやめた「実験」店舗も存在する。また、セブンイレブンも3月中旬から全国の直営店10店舗で営業時間を16時間に短縮した店舗運営の実験を開始すると発表している(その後、直営店以外も対象に加える方針を決定)。様々な企業が24時間営業について見直しをしている中、古市氏の発言は「時代と逆張り」発言と捉えられかねない。今後の発言にも注目が集まるところだ。