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背水の陣で『月9』にキムタクを送り出したフジテレビ 右肩下がりの視聴率でどうなる?

 低視聴率に喘ぐフジテレビが社運をかけて制作した木村拓哉(41)主演の月9ドラマ『HERO』は、初回平均視聴率が26.5%と快調なスタートを切った。しかし、続く2回目の視聴率は19.0%と大幅ダウン。関係者は乱高下する視聴率にやきもきしていそうだ。
 「昔は『ドラマのフジテレビ』と言われていた。月9もその一つ。起死回生で企画されたのが、木村主演で大ヒットした『HERO』。前回(01年)は最高視聴率が36.8%ですからね。何が何でも木村もフジも視聴率を取りに行きたかった」(テレビ関係者)

 TBSが制作費1億円で、開局60周年記念番組として制作し、11年秋に放送した『南極大陸』は平均視聴率が18%と低迷。昨年10月のTBS『安堂ロイド』の平均視聴率は12.8%。今年3月にテレビ朝日開局55周年記念番組とし2夜連続で放送された『宮本武蔵』も14.2%と12.6%。“木村人気にも陰りがでている”と、言われる中での主演ドラマだった。フジの内部にも「1億円も掛けて木村で大丈夫なの」という声が挙がっていたほどだ。

 加えて、制作費の問題も浮上している。『HERO』は1本の制作費が5千万円で始まったが、「気がつけば、倍の1億円になってしまっていた」と、局の上層部は頭を痛めていた。制作費が増えた原因の一つに、木村の意向も大きかったという。
 「撮影が始まる直前になって、木村が脚本の手直しをしたり、美術のセットを追加注文。結果、週当たり1億円になってしまった。これで視聴率が取れなかったら大変だった」(制作関係者)

 そんな中で、高視聴率でスタートを切った際には木村も、「ただただうれしいです。撮影現場で城西支部(ドラマの舞台)のみんなとハイタッチできたこと、監督と握手できたことに感謝しています」と、異例のコメントを出していた。木村本人にも危機感があったことが窺える。
 初回に叩きだした26.5%は今年放送された全ドラマの中で視聴率トップ。NHK連続テレビ小説『花子とアン』が7月5日に記録した、25.9%を抜いた。瞬間最高視聴率は28.6%で、木村が演じる東京地検城西支部の検事が、時効成立を目前に被疑者を追及し、容疑を認めさせようとしている場面だった。01年に放送された『HERO』は、全11話で30%を越えていたが、ドラマ離れが囁かれるいまのご時世なら高視聴率といえる。

 だが、11年に「承知しました」の決め台詞が話題になった日本テレビ『家政婦のミタ』と、「倍返し」が大賞を取ったTBS『半沢直樹』は、初回が20%以下。そこから話題性を後押しにして、最終回はどちらも40%を越える近年稀に見る大ヒットを記録している。
 「雰囲気作りを大事にする木村さんは、自分の出番が終わっても個人の楽屋に戻らず、前室と呼ばれる出演者の集まる大部屋に待機しているんです。みんなも前室に集合して談笑しています」(ドラマスタッフ)

 上々の滑り出しの後に、大きく落ち込んだ視聴率。現場の雰囲気はいまどうなっているだろうか。

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