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山本彩「LIVE TOUR 2016〜Rainbow〜」Zepp Tokyoライブレポート

 NMB48の山本彩が、先日ソロデビューを果たし、11月2日にZepp Nagoyaを皮切りに、東京・札幌・大阪(難波)の4都市でコンサートツアーを開催。その東京公演が、8日にZepp Tokyoで開催された。Zepp Tokyoといえば、今年の2月にスタートしたNMB48チーム別のツアーで、チームNのメンバーとして参加している場所でもある。そこに多くの山本ファンが集まったのだが、これまでNMB48のコンサートで見かける光景と何かが違う。若者を中心に女性ファンが多くいて、女性アイドルのコンサートとは思えない光景が広がっていた。

 幕が開くとアコースティックギターを抱えた山本が登場し、アルバムの1曲目でもある『ヒトコト』からスタートした。エレキギターに持ち替えて自身が作詞作曲した『レインボーローズ』と続いた。これまでのNMB48で見せるステージとはまったく違い、完全にシンガーソングライターのライブステージである。ヒトコトで言うと「カッコイイ」。ステージに立っているのは紛れも泣く山本彩なのだが、みんなが知っている山本彩ではない。それが悪い意味でなく、むしろ一瞬たりとも見逃せない新しい山本がそこにいた。

 2曲を歌い終わると、ホッとしたのかいつもの笑顔に戻りMCとなるのだが「2日くらい前に熱が出まして、今日の東京はヤバイんじゃないかと思っていたんですが、今日はメチャメチャ元気です」と力強くアピールした。

 ソロアルバムに収録された楽曲を中心に歌唱するのだが、ファンにとっても聞きなれない曲もあったりしたと思うが、山本の圧倒的なパフォーマンスに皆を山本の世界へと引き込んでくれた。終盤にはNMB48『僕らのユリイカ』を歌うのだが、これが何とも言えないアレンジであり、NMB48の世界観とはまったく別のベクトルに突き進んでいる。本来は可愛いアイドルソングなのだが、エレキギターを片手にバンド演奏となった『僕らのユリイカ』は、オリジナルを超えるようなパワフルでカッコいい楽曲へと変貌していた。

 すべてが新しい発見のようなコンサートだが、あっという間に終わりの時間になってしまった。場内が暗転になると会場からは、アンコールとして「さやか」コールが巻き起こった。アンコールに応えて山本がステージに再び登場、初めてのソロツアーということもあり、アンコールの1曲目に何を歌うかなどは想像できなかったが、イントロが流れた瞬間に会場からどよめきが起きる楽曲だった。現在チームNが劇場公演で行っている『ここにだって天使がいる』公演の楽曲『初めての星』である。本来はソロの曲では無いが、ここでは山本がNMB48を代表して歌った意識があったのではないかと思う。大きな盛り上がりを見せた後は、アコースティックギターを片手に『365日の紙飛行機』をしっとり聞かせ、最後はアルバム最後の曲でもある『メロディ』で幕を閉じた。

 山本は「10月にソロアルバムを出さしてもらって、11月からはこうやってライブツアーをやらしてもらって、シンガーソングライターとなって自分の歌を作って、それを皆さんに届けることが昔からの想いでした。それを2016年になって、その夢を叶えることができました。本当に自分にとっても1年大事な年になったと思います。それは聞いて下さる皆さんがいるからこそ成り立つことなので、改めて皆さんにお礼を言いたいです。ありがとうございました。まだ未熟な私ですので、これから学んでいくこと身に付けていかなければいけないことはたくさんあります。『レインボーローズ』の花言葉は無限の可能性なので、私自身もその花言葉のように突き進んでいきたいと思います」と話した。

 ツアーは11月14日にZepp Sapporo、11月21・22日にZepp Nambaと続くので、進化し続ける山本彩に大きな期待が持てそうだ。

(C)Sayaka Yamamoto
取材/ブレーメン大島

●セットリスト
01 ヒトコト
02 レインボーローズ
03 抱きしめたいけど
04 BAD DAYS
05 彼女になりたい
06 愛のバトン
07 雪恋
08 月影
09 疑問符
10 ひといきつきながら
11 心の盾
12 スマイル
13 僕らのユリイカ
14 幸せの欠片
アンコール
EN1 初めての星
EN2 365日の紙飛行機
EN3 メロディ

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