「本当は3カ月に1回のペースでやりたいんだけどねぇ」
年に4回開催するのが理想と前回大会終了後に話していたジャガーだが、メンバーのスケジュールなど事情もあって、少し間隔ができてしまったようだ。
「私が敵になることで若い子の壁になれれば。どんどん利用してもらいたい」
ジャガー率いるクライシスはヒールユニットだが、「なかなか光が当たらない弟子と、縁があった男子の選手と組んでいる」という。そのため「反則は5カウントまで。反則負けになったらダメ!」と勝負に影響する反則に関しては厳しい態度を見せる。椅子を振り上げるジャガーには違和感を覚えるが、それも「後進のため」という思いであえて悪に徹しているのはさすがだ。
今大会では注目のカードが発表された。前回大会からクライシス入りをした真GUTS軍のガッツ石島と、ジャガーが所属するディアナの総帥、井上京子の男対女のシングル対決だ。
この2人はガッツがクライシス入りをしてから京子の試合にたびたびちょっかいを出し、京子もこれに応戦。対決への機運が高まっていた。京子はかつてFMWのリングなどで、男子の選手と対等に闘っている。120kgのガッツとのシングルマッチはド迫力の展開になるのは確実。ガッツは現在、インディー統一を掲げており、かつて女子プロレスにとどまらず、インディーマットでも暴れ回った“井上京子”というピースは埋めておきたいところだろう。
またクライシスのファイトスタイルに疑問を抱いている女子プロレス界の“希望”Sareeeは13歳のななみとのタッグで、ジャガー&藪下めぐみのクライシス“最恐”タッグと激突する。この試合を通じてジャガーの真意をSareeeは受け止めることができるのか。注目の一戦だ。
今回も見逃せない大会になりそうだ。
『第6回クライシス興行〜クライシスvs.ディアナ〜』
【全対戦カード】
4.スペシャルミックスドタッグマッチ 30分1本勝負
佐藤綾子&新井健一郎 対 伊藤薫&朱崇花
3.容赦はしない!魂ぶつけてみろ13歳の挑戦! タッグマッチ 30分1本勝負
ジャガー横田&藪下めぐみ 対 Sareee&ななみ
2.性別無視のド迫力対決! シングルマッチ 30分1本勝負
ガッツ石島 対 井上京子
1.遥殴り込み!クライシスの洗礼受けてみろ! シングルマッチ 30分1本勝負
KAZUKI(PURE-J) 対 梅咲遥
(どら増田)