マドンナは、イギリス国王エドワード8世と、アメリカの離婚暦のある女性ウォリス・シンプソンを題材にしたこの映画を正確に描こうと、イギリスのケント公爵エドワード王子、ケント公爵息マイケル王子に謁見した。
またマドンナは、グロスター公爵リチャード王子夫妻、バッキンガム宮殿のスタッフと歴史家にも面会して、エドワード8世とウォリスの結婚計画に国民が大反対した後の1936年にエドワード8世がウォリスの為に王位を捨てた物語を描く手助けをしてもらった。
ザ・サン紙に関係者は、「王室側が映画会社から歴史的事実に関する助言を求めて連絡を受けた際、王室側は当初懸念していました」「しかしマドンナがこの製作に関わっていると聞き、王室側は手助けをし、重要な人々が援助するように取り計らったのです」「全ての王室メンバーが連絡を受け、マドンナや製作スタッフと会いたいか尋ねられました」「年長の何人かは断りましたが、他はこのチャンスに食い付いたわけです」
この映画では、イギリスの体制と首相に反対され、継承から1年足らずで王位を退くことになったエドワード8世とウォリスの関係を検証するものだ。マドンナにとって、2008年の『ワンダーラスト』以来監督2作品目となるこの作品には、同時に既婚女性とロシア人のボディーガードとのロマンスが描かれることになっている。