フジテレビの宮内正喜社長および担当役員いわく「(『みなおか』の放送終了については)何も決まっていない」とあっさり否定。将来的な終了についても「先々の話です」とこちらも真っ向否定している。
今回、フジテレビ社長が直々に『みなおか』放送終了を否定したのは大きな意味があるという。バラエティ番組に詳しい芸能記者はこう語る。
「今回、フジテレビのトップが『みなおか』終了の噂を一蹴したことで、少なくとも2018年以降、向こう1年間は放送終了は有り得ないことが決定しました。仮に打ち切りが既定路線だったとしても、トップが否定しているのならば覆すことはもう不可能ですから。とんねるずも彼らの関係者も、今回の発表に胸をなでおろしているのではないでしょうか」
リークされた情報が逆に『みなおか』の寿命を延ばしたということか。また、前述の芸能記者は『みなおか』が低視聴率でも終わらない&終われない理由には、以下のような理由があるのではないかと推理している。
「これは、某芸能事務所のトップから聞いた話なのですが、吉本以外のお笑い事務所の幹部達が結託し、『みなおかを終わらせないように』と常にフジテレビに要請しているといいます。実は、『みなおか』は関東芸人たちの間で『最後の砦』とも業界内で呼ばれていて、吉本以外の大手お笑い事務所の売れっ子タレントは『みなおか』に出演しブレイクするパターンが多い。例えば、ホリプロコムのバナナマン、サンミュージックのカンニング竹山らは『みなおか』出演をきっかけにタレントとしてひと皮剥けました。最近では、浅井企画のANZEN漫才が『みなおか』の出演をきっかけにブレイクしたのが記憶に新しい。つまり、吉本に対抗するお笑いタレントを育てるのに、『みなおか』は非常に貢献しているのです。これは、とんねるずが関東芸人の代表として、『関西に負けない若手の関東芸人を育てたい』という気持ちが強く、芸能事務所のトップから強い信頼を置かれているからです」
確かに、とんねるず人気が落ち着いた2000年以降も『みなおか』の企画では「細かすぎて伝わらないモノマネ選手権」「男気ジャンケン」「○○、××を買う。」などヒット企画は数多く、これらのコーナーから飛躍した芸人の数は相当な数になる。
それだけに、各芸能事務所トップも、恩義あるとんねるずのピンチの時には一肌脱ぐ用意が出来ているのだという。
『みなおか』の将来はしばらく安泰…か?