「事件から3週間あまりが経過したが、テレビ朝日は2月25日『緊急報道特番 悲運のプリンスはなぜ、殺されたのか!?金正男氏暗殺の真実』を放送し、視聴率16.4%を獲得したんです。さらに、同月26日放送の『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)もメーンに取り上げて16.0%。『サンデーモーニング』(TBS系)は15.8%。『Mr.サンデー』(フジテレビ系)に至っては、同氏がマレーシアのクアラルンプール国際空港で実行犯とされる女2人に襲撃された映像を報じ、10%近く獲得した。いずれにせよ、金正男暗殺事件で2〜3%の底上げになったんです」(テレビ関係者)
そんな中、にわかに注目を集めているのが、北朝鮮問題に関連して登場するコメンテーターの顔ぶれ。実際、テレビ局からいくらギャラをもらっているのか?
「情報番組の場合は、大学教授、新聞記者、弁護士、医者、コンサルタント、元スポーツ選手、評論家と多種多様な人たちがいますが、基本は1万から3万円が相場。最近は3万円もらえれば、かなりの大物とみなされる。また、電話取材は3000円から1万円。コメントをもらう場合は、上限5000円で交渉します」(テレビ事情通)
もっとも、今回のような北朝鮮に特化し、各局が争奪戦を繰広げるような場合は、少々、ギャラ事情も変わってくるようだ。
「言っていることが分かりやすく、しかも視聴率に繋がるとなれば、最低でも10万円は支払う。しかも、お車付きです。でも、視聴率が取れなくなると途端に声が掛からなくなる。厳しい世界です」(芸能関係者)
コメンテーターも芸能人同様、視聴率次第というわけなのだ。