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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(8/17新潟・8/16札幌)

 先週ピックアップした2頭。新潟デビューの注目馬・ディグニファイドは、まずまずのスタートを切ると、馬なりのまま流れに乗ろうとするが、外から内へ入ってくる馬がいたため、鞍上が少し手綱を引かざるを得ずポジションを下げてしまう。直線では懸命に内から伸びたが、速い脚が使えるタイプではないためじりじりと伸びて7着。まだ余裕のある仕上げであれだけ走れるのであれば芝でもやれるだろうが、やはりダートの方がベターだと思われる。札幌デビューの注目馬・グリューヴァインは、スタートで出遅れてしまい後方の位置取りに。少しかかるような素振りを見せるが、ぎりぎりのところで折り合う。3コーナーでは外へ進路を取り、良い手応えで上がっていきかけたが、下がってきた馬の煽りをくらい内へ進路を切り替えざるを得ないロス。それでも直線はじわじわ伸びて6着。上がりは最速の34秒7。瞬時に加速出来るタイプではないので、3、4コーナーでのロスとペースが向かなかった。能力はある。

 さて、今週の新潟デビューの注目馬は、8月17日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のチャリシー。馬名の由来は『ミュージカル映画「ブリガドーン」のヒロイン役の女優名より』。牝、鹿毛、2012年2月18日生。美浦・小西一男厩舎。父ハービンジャー、母ブリガドーン、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は吉田勝己氏(社台グループオーナーズの募集馬で総額1600万円)。母は02年京成杯(GIII)、フローラS(GII)で3着となり全4勝を挙げた。半兄にはダートマイルで3勝、障害で1勝を挙げたボンバルディエーレ(父クロフネ)がおり、近親には08年ラジオNIKKEI賞(GIII)で3着となったダイバーシティ(父ジャングルポケット)がいる。本馬は父に似た骨量豊富な馬体でパワータイプ。胸前は深く心肺機能が高そうだが、トモにはもう少し実が入ってほしいところ。完成は少し遅めで初戦からというタイプではないが、トモがパンとしてくれば後々走って来るだろう。なお、鞍上にはM・エスポジート騎手を予定している。

 札幌デビューの注目馬は、8月16日(土)第5R芝1800m戦に出走予定のルーチェスプマンテ。馬名の由来は「光(伊)+母名の一部」。牝、黒鹿毛、2012年4月14日生。美浦・小島茂之厩舎。父マンハッタンカフェ、母クィーンスプマンテ、母父ジャングルポケット。生産は千歳市・社台ファーム、馬主はグリーンファーム。愛馬会法人・グリーンファーム愛馬会の募集馬で総額1600万円。母は09年エリザベス女王杯(GI)の勝ち馬。近親には08年シンザン記念(GIII)で2着、同年の鳴尾記念(GIII)で3着となったドリームガードナー(父トワイニング)や、ダートで3勝を挙げ、08年兵庫ジュニアグランプリ(GII)で3着となったナリタカービン(父ホワイトマズル)がいる。本馬のシルエットは、走るマンハッタンカフェ産駒牝馬のそれ。繋は程良い角度をしており、柔軟性も○。バネがあり芝でこそ。距離はマイルから2200mあたりが良さそうだ。なお、鞍上には田中博康騎手を予定している。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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