さて、今週の新潟デビューの注目馬は、8月17日(日)第5R芝1800m戦に出走予定のチャリシー。馬名の由来は『ミュージカル映画「ブリガドーン」のヒロイン役の女優名より』。牝、鹿毛、2012年2月18日生。美浦・小西一男厩舎。父ハービンジャー、母ブリガドーン、母父サンデーサイレンス。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主は吉田勝己氏(社台グループオーナーズの募集馬で総額1600万円)。母は02年京成杯(GIII)、フローラS(GII)で3着となり全4勝を挙げた。半兄にはダートマイルで3勝、障害で1勝を挙げたボンバルディエーレ(父クロフネ)がおり、近親には08年ラジオNIKKEI賞(GIII)で3着となったダイバーシティ(父ジャングルポケット)がいる。本馬は父に似た骨量豊富な馬体でパワータイプ。胸前は深く心肺機能が高そうだが、トモにはもう少し実が入ってほしいところ。完成は少し遅めで初戦からというタイプではないが、トモがパンとしてくれば後々走って来るだろう。なお、鞍上にはM・エスポジート騎手を予定している。
札幌デビューの注目馬は、8月16日(土)第5R芝1800m戦に出走予定のルーチェスプマンテ。馬名の由来は「光(伊)+母名の一部」。牝、黒鹿毛、2012年4月14日生。美浦・小島茂之厩舎。父マンハッタンカフェ、母クィーンスプマンテ、母父ジャングルポケット。生産は千歳市・社台ファーム、馬主はグリーンファーム。愛馬会法人・グリーンファーム愛馬会の募集馬で総額1600万円。母は09年エリザベス女王杯(GI)の勝ち馬。近親には08年シンザン記念(GIII)で2着、同年の鳴尾記念(GIII)で3着となったドリームガードナー(父トワイニング)や、ダートで3勝を挙げ、08年兵庫ジュニアグランプリ(GII)で3着となったナリタカービン(父ホワイトマズル)がいる。本馬のシルエットは、走るマンハッタンカフェ産駒牝馬のそれ。繋は程良い角度をしており、柔軟性も○。バネがあり芝でこそ。距離はマイルから2200mあたりが良さそうだ。なお、鞍上には田中博康騎手を予定している。
※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。
<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適正を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。