有安はグループ卒業からの1年を振り返り「充実した1年間を過ごしながら『これからの人生で何をしたいのか…』と自分の気持ちや心に、何度も問いかけてきました」と語り、「表現する人として、明日の生きる希望となるようなモノやココロをたくさんのみなさんに伝えたいと強く思いました」と活動再開を決めた経緯を説明している。
続けて「自身の意志で判断し、自分を信じて自立した行動ができるようになりたいと思い、個人事務所で自分のペースで、表現活動をやっていきたいと思います」と個人事務所の設立の真意を明かした。「感謝と謙虚な気持ちを決して忘れずに、23年間の経験とホコリを胸に、自分の歩幅で一歩ずつ全力で生きていきたいと思います」と記している。
ももクロ脱退時には「子役時代から22年間やってきた世界から一度距離を置いて、普通の女の子に戻りたい」と、その理由を説明していた有安だが卒業以前から、ももクロへの加入が遅かったことやメンバーとの性格の相違から「ぼっち疑惑」がささやかれていた有安。最後まで他のメンバーになじめなかったと言われている。有安は大学に通って芸能界とは違う学生たちと触れ合い、普通の生活の居心地が良くなり、ももクロ脱退につながったと指摘する声もあった。
引退発表も突然で、昨年の1月15日に発表し、21日に卒業ライブを開くという慌ただしいものだった。脱退からわずか2カ月、自身の誕生日である3月15日にはグループ時代に更新していた公式ブログを閉鎖。新たにTwitterとInstagramのアカウントを開設している。表舞台から完全に消えたわけではなく、ファンに向けて発信は続けていた。このことから引退直後から復帰も期待されていた。
「引退宣言からちょうど1年。SNSを続けていたのも復帰プランが当初からあったからなのでは、と言われています」(芸能ライター)
今回の芸能界復帰宣言を受けて、ネット上ではファンからの喜びの声が上がったが、複雑な心境を吐露するファンもいる。
「待ってました!お帰りなさい!あれから1年というタイミング、僕たちはあなたを応援してます」「てっきり一般人になるのかと思ってた」「やっぱ他のももクロの4人と合わなかったのかな… 長い間辛かっただろう」「やっぱり不仲が脱退の理由?」「普通の女の子になりたいっていうのはウソだったってことになるね」「要はソロで生き生きとやるということか」
有安は「はじめの一歩として」音楽活動でスタート。3月に東京と大阪でのライブが決まったことを報告している。「普通の女の子」から芸能界に舞い戻った有安の今後に注目が集まっている。